更新日:2020-07-17 06:00
投稿日:2020-07-17 06:00
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」店主・間口一就さんに、ピリ辛でお酒が進む「ラー油きゅうり」のレシピを教えていただきました。
つまみの原点は油っぽさ
店主の間口さんは若い頃から、飲み歩くのが好きだったそうです。西宮の居酒屋で食べたピリ辛きゅうりに感動。それをアレンジしたのが、このレシピです。
「その店のきゅうりは漬けてあっておいしかった。でも、おつまみは手早くできなければいけません。思いついたら、すぐ作って出す。酒飲みに漬ける時間などない。そのためにどうしたらいいかを考えたレシピです」
見た目のよさと、味を染み込ませるために、皮はスイカのように剥いてから、両手でぐっと上から押さえて、叩ききゅうりのような感じにします。それから調味料をさっと和えます。
「西宮の居酒屋は昭和が漂う店でした。直感で“ここだ”と思った。当時、僕は20代。70代くらいの方がやっていた。おつまみの原点のような味がして、真似したいと思っていたんです」
つまみの原点のひとつは油っぽさではないかと言います。酒で舌を洗いたくなる味覚が酒を誘う。だから、これもラー油。こしょうをかけて、フォークを添えて出されると、不思議とハイボールを飲みたくなります。
【材料】
きゅうり1本
ポン酢10㏄
ラー油小さじ1
醤油小さじ2分の1
こしょう少々
【レシピ】
きゅうりの皮を軽く剥き、叩いて、食べやすい大きさに切る。ボウルに移して、ポン酢、醤油、ラー油と和える。皿に盛ってこしょうをかける。
本日のダンツマ達人…間口一就さん
▽まぐち・かずなり
愛媛県生まれ。大学在学中から酒場で働き、大阪・北浜で「ロックフィッシュ」を立ち上げ、2002年に銀座進出。ハイボールと缶つまブームの仕掛け人となった。いまや、全国を飛び回り、自慢のハイボールを作り続けている。おつまみ本の著書多数。
(日刊ゲンダイ2017年7月5日付記事を再編集)
フード 新着一覧
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商店」の酒井英彰さんに、...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、手軽...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッ...
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...