妻が触ったところを除菌…コロナ禍の“神経質すぎる夫”の生態

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-09-06 06:00
投稿日:2020-09-06 06:00

3:妻をバイ菌扱い!?

「コロナ禍になる前から『人間は不潔な生き物』が口グセな年上の夫は、コロナ禍になってからは、あからさまに私に対して神経質な態度をするようになりました。

 お互いに外で仕事をしているので、ぶっちゃけ感染リスクはあまり変わらないと思うのですが……。夫は『君みたいな、いい加減な性格の人が、家庭にコロナを持ち込むんだろうな!』と決めつけ、私が触ったところは、すぐ後に除菌ウェットティッシュで拭いて回っていますよ。

 なんだか私がバイ菌扱いされているみたいで、ものすごく不快ですし、コロナ禍は長引きそうなので、夫の神経質な習慣がエスカレートしそう。こういう人が同じ家にいると本当に疲れますね。最近は真剣に別居を考えているほどウンザリしています」(37歳・女性)

神経質な夫に心を壊されないように…

 生活を共にする夫が自分よりはるかに神経質だと、一緒にいるだけで気が休まらなくなるのも本音でしょう。夫婦といえども、生活習慣をピタリと合わせるのは、当然ながら困難。今はコロナ禍という特殊な環境なので、もともと神経質な人がこれまで以上に神経質になっている話も多く聞こえてきます。

 他方、神経質な家族と生活を送る立場になれば、ただでさえ特殊な環境へのストレスにさらされているときに、さらに神経質な家族の主張ひとつひとつに向き合う負担によって、心が疲弊する要因にもなりかねません。

 もし、接点を持つたびに不条理な要求を突きつけられるほどならば、思い切って、コロナ禍のあいだは生活や空間を分けるなどの大胆な対処もやむを得ないでしょう。

「家族だから、いつも一緒に○○をしないと」と無理をしているうちに、心が壊れてしまうのは避けたいもの。ただの「イライラ」くらいなら、いちいち真に受けないだけでクリアできそうですが、「もう無理かもしれない」と考えるまで大きなストレスを感じ始めているならば、何よりも自分の心を守れるよう対策を打ちましょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...