スープストックタイリョー 2021.4.4(日)

コクハク編集部
更新日:2021-04-04 06:00
投稿日:2021-04-04 06:00

朝食は活力の源、元気の源

 一人暮らしです、わびしいです。朝からせっせと食事を作る元気はありません。張り合いもありません。それでも、毎日朝はやってきます……とまあ、ご託を並べてばかりでもいられません。

 朝食は活力の源、元気の源。毎日極力食べるように心がけているのですが、withコロナの生活になってから継続しているのが、スープストックな生活です。一度に仕込む量はとにかくたくさん。日中、仕事の合間を見計らって大きなお鍋いーっぱいにこしらえます。

 レシピは珍しくもなければ、目からウロコでもありません。ただただ基本に忠実。どこにでもあるスープの作り方です。おさらいしてみましょう。

・残り物の野菜2種類以上(うち根野菜が入っていると、食べ応えが増してなおベター)
・うまみとなるもの(ハム、ベーコン、油揚げなど)
・2種類以上のハーブ類(ローリエ、クミン、イタリアンパセリ、ローズマリーなど)

 この“三種の神器”さえ用意できれば、あとは、水と塩と一緒に「弱火でコトコト煮込む」だけ。えぐみなどが出てきてしまうので、ぐらぐらと沸騰させないよう、やさしく見守りながら愛でるように煮込みましょう(←この気持ちが大切)。

とある日のサツマイモごろごろスープのレシピ

 ここ数カ月のお気に入りは、サツマイモを入れたスープでした。火を入れるとほんのり甘くてホックホク、胃腸にもやさしい気がします。

【材料】

・サツマイモ (小)2本
・にんじん 1/2本
・玉ねぎ 1個
・きのこミックス 適量
・ベーコン 2枚
・生のハーブ、クミン、ローリエ 適量
・塩 ひとつまみとちょっと

 きのこは数種類買ってきて天日干し→冷凍庫にてスタンバイ。水分が抜けたきのこを冷凍すると、さらに食感と旨味が増すといわれています。なにより冷蔵庫で干からびる心配もありません。ものすごーく重宝しますので、ぜひお試しを。

ハーブ類も冷凍庫でストック

 ハーブ類も冷凍しておきます。スーパーでよく見かけるパックなアレは一度に使い切るのがなかなか難しい(なにせ一人暮らしなもので・苦笑)。なので、数種類買ってきては流水で洗い、水気を十分に切ってから粗みじん切りにし、保存袋に入れて冷凍庫へ。

 ご想像どおり、出来上がり時はかなり薄味です。「塩は後からでも足せる」の法則ですね。当日の朝、小鍋に移して温める際に必要あれば塩を加え、最終的に調節。そしてコショラーなので、器に盛った後、黒コショウをゴリゴリゴリッと挽き入れます。ものぐさではありますが、そのぐらいはやります。

 それでも市販の顆粒コンソメなど入れずとも、満足感の高い優しい味わいのスープができます。なにより、昨夜のお酒が軽く残っていても朝ごはんが楽しみに……!

春野菜でスープストックタイリョー生活を継続

 季節はすっかり春。新じゃが、新にんじん、新玉ねぎ、春きゃべつ……あなたたちが入れば、やっぱり、一人ぼっちの朝食もわびしくない!(苦笑)

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


あの里芋が大変身!シャキシャキ食感が新しい「里芋そば」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂「多に川」の阿部学さんに里芋の新しい魅...
「めんたいパスタ風うどん」めんたいこの程よい塩気がクセに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・小岩の立ち飲み屋「カミナリ3ダー」の北岡圭...
「ヒラメの昆布締め」引き締まった身に昆布のうまみが染みる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・流山市の老舗割烹「割烹柳家」の青柳宏幸さ...
簡単万能ソースで南仏の味を楽しむ「タコのマリネ香草風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「サバの味噌煮缶とトマトの煮込み」2つの酸味が味に深みを
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
火を使わない簡単スタミナメニュー「生ニラのゴマ塩和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
「ポテトサラダの稲荷焼き」じゃがいもの甘みを油揚げにイン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
2019-07-07 06:00 フード
濃厚な香りと風味を楽しむ「マンステールチーズのグラタン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
タピオカ発祥の地 台湾で本当に人気のタピオカドリンクは?
 日本で爆発的に人気なタピオカ、モチモチした食感がたまらなくて皆大好き。今回はそんなタピオカの発祥の地である台湾から、現...
インリン 2019-07-04 06:00 フード
「カツオのネギ鍋」火を入れすぎないのが美味しさのポイント
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
切って巻くだけで出来る“映え”おつまみ「生ハム大葉巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
「ちりめんパルメジャーノ」粉チーズを焼いて楽しむ新食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
意外な組み合わせがおいしい「グリーンカレー風グラタン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
「焼きチータラ」シンプル調理であっという間に出来上がり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「純米酒 三品」の稲原春香さん...
「よだれマグロ」パンチの効いた漬けダレでご飯にもピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
「鶏ハツのガーリック炒め」香ばしさと食感がたまらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんにガッ...