「チキングリル」面倒でも料理酒か白ワインで蒸すのが大事!

コクハク編集部
更新日:2021-09-15 06:00
投稿日:2021-09-15 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・尾井川亮太朗さんに、安くて美味しい「チキングリル」のレシピを教えていただきました。

焼いた肉がピンク色ならさらに焼く

 尾井川さんは「面倒でも、料理酒か白ワインで蒸す工程を入れることで、肉の臭みが取れるのです」と“ひと手間”の大切さを指摘します。

 鶏肉は衛生上、最も要注意の肉です。常温での放置はせずに、冷蔵庫から出したらすぐに焼く。焼いた肉に包丁で切れ目を入れ、「ピンク色」ならさらに焼いた方がいいでしょう。

 メニューの中でチキングリルは飛び抜けて安価。お客さんからチキンのリクエストを受け、メニュー化。低価格で提供することにしたそうです。

「私はお酒を飲まないんです。リニューアルオープン当初は、お酒のメニューは少なかったのですが、お客さんから紹介してもらって、かなりバラエティーに富むようになりました。料理もお酒もお客さんの要望を取り入れながら、お店を成長させていきたいと思っています」

 今度、好きなお酒をリクエストしてみましょうか。

材料

・鶏もも肉 250グラム
・塩 少々
・コショウ 少々

レシピ

(1)鶏肉を冷蔵庫から出して包丁を入れ、平らにする
(2)両面に塩、コショウを振り、すぐに焼く
(3)皮から焼き、料理酒か白ワインで蒸す。皮がパリパリになったら、裏返し、フタを取る。10~15分かけしっかり焼く
(4)ホイップソース(フレッシュクリーム200ミリリットル、バター80グラム、おろしニンニク15グラム、塩少々)をかける

本日のダンツマ達人…尾井川亮太朗さん

▽尾井川亮太朗(おいかわ・りょうたろう)
 1986年、川崎生まれ。大手ファストフード店のマネジャーを経て、ステーキチェーン店に勤務し、ステーキ料理を学ぶ。2012年創業の「Caddy」から、19年3月にリニューアルオープンする際、店長に就任。

▽ステーキクラブエイティーン
 「ハマのアメ横」こと洪福寺松原商店街から近い。「18」は「ステーキが十八番(おはこ)」との意で、尾井川さんが名付けた。サラリーマンからファミリーまで客層は幅広い。神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1―32―4。

(日刊ゲンダイ2021年9月9日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


トマトソースを絡めるだけ「ラタトゥイユ ベーコン添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
めんつゆLOVE「とろ~り豆腐あんかけ」で寒い日はポカポカに
 まだまだ寒い冬におすすめのアツアツ料理をご紹介! 体の中からほっこり温まるとろ~りあんかけをかけた簡単豆腐料理です。味...
ぐっち夫婦 2020-03-02 10:26 フード
「カボチャとベーコンのキッシュ」おひとりさまにいいサイズ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
コンビニで売っているもので作る「コンビーフらっきょう」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「牛モツのトマト煮込みの助六焼き」油揚げを使うアイデア
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「サトイモとひき肉の煮物」冷凍サトイモを使えば包丁いらず
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「山芋のたたきとホタテ大根」困ったときの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の蕎麦居酒屋「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
2020年バレンタインデー 2000円以下の“あげる人別チョコ”4選
 バレンタインをきっかけに美味しいチョコを見つけてみようと、たくさんのチョコレート店が集まるイベント、サロン・デュ・ショ...
canちゃん 2020-02-12 12:58 フード
「下仁田ねぎのソテー」焼き色がつくまではじぃ~っと我慢!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・東銀座のフレンチビストロ「イバイア」の深味...
シンプルな「ニンジンとレーズンのサラダ」酸味と甘みが絶妙
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山のイタリアン「ARMONICO」の佐...
「アサリとソーセージのシェリー風味」本格タパスに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
蕎麦屋の楽しみをお家で「蕎麦味噌と季節の野菜スティック」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門...
コスパ抜群の「シシャモの煮付け」 ダシを吸わせると激変!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿ゴールデン街にある「ぱいんつりー」の村...
「カッレッティエラ」ショートパスタならおつまみ感アップ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
表面カリッで中はソフト「明太子焼きリゾット」は2度楽しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
フライパンで作る!鍋焼きうどんを食べて心も体もぽっかぽか
 今回は寒い日におうちでゆっくり食べたい鍋焼きうどんをご紹介! みそ味で体が芯から温まります。外へ出かけるのもいいですが...
ぐっち夫婦 2020-02-02 06:00 フード