パンの端を使いルーをおろしてかける「カレーなるカナッペ」

コクハク編集部
更新日:2019-09-23 07:20
投稿日:2019-03-15 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」店主・間口一就さんに、簡単お手軽に作れる「カレーなるカナッペ」のレシピを教えていただきました。

ポテサラは市販のものでもOK

 写真をよく見てください。使っているのは、パンの最後の一枚、端っこの部分です。

「ここがカナッペにはいいんですよ。ピザのように焼けるし、ふつうだと捨てちゃう食材が無駄にもならないし」

 ポテサラは市販のものでもいいですが、ロックフィッシュではもちろん手作り。ジャガイモ、ニンジンを茹でて、キュウリ、タマネギは塩揉みします。味付けはマヨネーズと和からし、こしょう。塩は野菜の塩揉み分で十分だそうです。

 これにカレー粉をまぶすのではなく、カレールーを刻んでかけます。

「ルーにはうま味が凝縮されているので、おいしくなります。粉末のカレールーだと混ぜやすいですね」

 もうひとつ、パンは冷凍すると適度に水分が抜けてカリッと焼けます。お皿は写真のように真ん中のくぼみがないものを用意したいところ。その方がきれいにおしゃれに盛り付けられます。サンドイッチなどパンメニューの皿は断然、これです。

【材料】

・パンの耳1枚
・市販ポテトサラダ50グラム
・カレールー5グラム
・とろけるチーズ1枚
・こしょう少々

【作り方】

1. パンの端っこの一枚を使う。そこにポテトサラダをのせる。
2. おろし金ですりおろしたカレールーをかける。
3. ピザ用チーズをまぶして、トースターで焼く。
4. 食べやすい大きさに切ってこしょうをふる。

本日のダンツマ達人…間口一就さん

▽まぐち・かずなり
 愛媛県生まれ。大学在学中から酒場で働き、大阪・北浜で「ロックフィッシュ」を立ち上げ、2002年に銀座進出。ハイボールと缶つまブームの仕掛け人となった。いまや、全国を飛び回り、自慢のハイボールを作り続けている。おつまみ本の著書多数。

▼ロックフィッシュ
 銀座で昼下がりから飲める立ち飲みの店。氷なしのハイボールの聖地。
東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル7F
℡03・5537・6900

(日刊ゲンダイ2017年7月7日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「鶏すき焼きの黄金比のたれ」コクとうま味の秘密はザラメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
甘くて香ばしい「海老芋の唐揚げ」思わず笑みがこぼれます
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんな...
「鶏そぼろ豆腐」プロの仕上がりに少しでも近づける技とは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の人気焼き鳥店「鳥田中」の田中惣一...
「豚肩ロースで作るふわトロ角煮」煮込み1時間の時短レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
色鮮やか!「季節野菜のピクルス」は下準備とスパイスが肝
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
大人のティラミス 2021.9.24(金)
 今回は「大人のティラミス」レシピを紹介していきたいと思います! 前回のアマトリチャーナに引き続き、本格イタリアンのお料...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」茹で時間は1、2分でOK
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
「たっぷりキノコのアヒージョ」キノコは“事前に冷凍”がコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ピーマンと豚肉好きにはたまらないレシピ 2021.9.21(火)
 この夏、ピーマンの料理をたくさん食べました。一時期、台風などの悪天候が重なり高騰したこともありましたが、それでも手頃で...
「ジャガイモのアンチョビーマヨネーズ」至福の無限ループ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ふんわりホットケーキの作り方  2021.9.19(日)
 毎回なんとなーく焼いてしまっているホットケーキ。ふと、メーカーの最新レシピを読んでみると、いつもの焼き方がすでに古くな...
子供にも人気「牛肉の甘辛煮」弱火で30分煮込んでトロトロに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
辛さ再び! ペヤング「獄激辛麻婆」を実食 2021.9.17(金)
 まるか食品さんがまたやってくれました。今回の「極激辛シリーズ」は「麻婆やきそば」です。9月に入ってなんだか急に肌寒くな...
「ガーリックライス」最後に特性ソースでジュジュジューッと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
「チキングリル」面倒でも料理酒か白ワインで蒸すのが大事!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...