「マグロとアボカドのタルタル」わさびの“軽ツン”がクセに♡

コクハク編集部
更新日:2022-04-08 06:00
投稿日:2022-04-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のビストロ「ビストロ ヴォージュ」の佐藤伸さんに、マグロとアボカドが絶妙のハーモニーを奏でる「マグロとアボカドのタルタル」のレシピを教えていただきました。

わさびの刺激がたまらない♡

 こちらはお店でもオープン初期から出している人気メニュー。まずは、お酒と一緒にこれを注文し、前菜としてつまみながら、ゆっくり他のメニューを吟味するという常連さんも多いそうです。

 マグロとアボカドが絶妙のハーモニーを奏でることは結構知られていますが、そこに加えられるさまざまな調味料の中でも味のアクセントになっているのは「わさび」です。

 マグロとアボカドはネットリした食感なのに、レモンの爽やかさにわさびのピリリが相まって、アッサリ食べやすくなります。だから、どんどん手が出ちゃうんだな。バゲットにはたっぷりのせるのが◎。

 アボカドは茶色くなった完熟を。マグロの代わりに茹でたエビやサーモンでもおいしいですよ。ハーブは、あさつき、バジル、パセリなどお好きなものを何でもどうぞ。

 クロワッサンにはさんでサンドイッチにすれば、ちょっとしたランチにもなります。

【材料】

・マグロ刺し身 約100グラム
・アボカド 1個
・刻みねぎ、好みのハーブ 適量
・練りわさび 小さじ1
・レモンジュース 大さじ1
・マヨネーズ 大さじ2~3
・塩、こしょう 少々
・バゲットまたはクラッカー 適宜

【レシピ】

(1)マグロをまな板の上で適当に刻む。

(2)アボカドの皮をむき、種を取って、ボウルに入れ、つぶす。

(3)②のボウルにマグロ、ねぎ、ハーブ、その他の調味料を入れ、混ぜる。

(4)食べる時に、軽くトーストしたバゲット、クラッカーにのせる。

本日のダンツマ達人…佐藤伸さん

▽佐藤伸(さとう・しん)
 1964年、北海道生まれ。小中学生の頃に好きだったテレビ番組「料理天国」で本場のフランス料理に魅了され、料理監修で番組に協力していた「大阪あべの辻調理師専門学校」に札幌からはるばる入学した。銀座8丁目のバー「ランコント」の系列キッチンで4年間働いた後、2002年4月に独立、銀座に店を出した。確かな腕前は折り紙付き。優しい笑顔で、白い調理服が似合う。

▽ビストロ ヴォージュ
 店名はパリ最古の「ヴォージュ広場」に由来する。佐藤シェフは3つ星フレンチの名店「ランブロワジー」の料理が好きで、店近くの広場から名前をもらったという。2013年に現在の場所に移転し、テーブル数が倍になった。フレンチをベースにした創作料理で、ボリュームもたっぷり。フォアグラがドーンとのっかったサラダは味だけでなく見た目も圧倒される。春は自家製マヨネーズとオリーブオイルの「ホワイトアスパラ」がオススメ。「材料があれば、アレンジメニューもできますよ」とのこと。

東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル7階


(日刊ゲンダイ2020年2月18日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「レンズ豆のスープ」旬の新玉ねぎでつくるエチオピア料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
どハマり要注意!? 在宅ごはんでリピートしたくなる逸品3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-17 06:00 フード
ちょこっと洋風に「南高梅と北海道産長芋のたたきサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
辛口の白ワインに合う「ほうれん草とブルーチーズの白和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「季節野菜のピクルス」ふつうのお酢なのにまるでお店の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
時短レシピ! コチュジャン風味の 「韓国風牛すじ煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「イカゴロ(内蔵)豚のホイル焼き」合わせみそは万能調味料
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野趣...
「豚バラ肉の角煮スパイスソース」週末昼下がりに仕込みたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
#stay homeを楽しくおいしく☆鯖缶で簡単!トマトペンネ
 常備食材の定番になってきた「鯖缶」。今回は、同じく常備食材のトマト缶と合わせた「鯖缶で簡単! トマトペンネ」をご紹介し...
ぐっち夫婦 2020-05-27 14:30 フード
「アタクルトワット」ターメリックを使ったジャガイモ炒め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
コロナ疲れ吹き飛ぶ! 秋田・尾道・沖縄のご当地スイーツ3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:11 フード
「ナムルの3種盛り」韓国料理の定番前菜をおいしく作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
炊飯ジャーでつくる「塩麹に漬けた柔らかローストポーク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、炊飯...
「ナスとキュウリの醤油漬け」みずみずしい夏野菜のハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「ホタルイカの生姜醤油煮と天ぷら」春の味覚を2つの料理に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、純...
油っぽさゼロ!「自家製シーチン」作り方は意外にカンタン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...