「牡蠣の味噌漬け」粉チーの至福ってやつは…濃縮うま味が◎

コクハク編集部
更新日:2022-04-16 06:00
投稿日:2022-04-16 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の和食居酒屋「魚殿」の皆藤航一さんに、お酒が進む「牡蠣の味噌漬け」のレシピを教えていただきました。

牡蠣×味噌×チーズの黄金トリオ

 牡蠣が好きな飲んべえ女子は多いですよね。生牡蠣をちゅるっとそのまま食べるのもいいですが、ひと手間加えれば、よりお酒がすすむおつまみになりますよ。

「赤坂の料亭で修業していた時の八寸でよく作りました。当時はチーズではなく、おからを使っていたのですが、今回はより手軽な粉チーズを使いました。チーズと味噌の相性もいいんですよ」

 確かに、もろみ味噌の甘さと、牡蠣の濃縮されたうま味を、チーズのほんのりとした塩気が引き立てます。

 牡蠣の食感を生かすために、茹でる際は80度くらいの温度で沸騰させないのがポイント。

「もろみ味噌につける時間で味の濃さが変わります。オススメは2、3日ですが、そこはお好みで。冷蔵庫で1週間ほど持ちますよ」

 週末の楽しみに仕込んでおくのもいいかも。

【材料】

・生牡蠣 5個
・もろみ味噌 100グラム
・パルメザンチーズ 適量

【レシピ】

(1)牡蠣は酒を少量入れた80度くらいの湯で2~3分ボイルする。

(2)水気を切った1の牡蠣を、全体が隠れるくらいのもろみ味噌に2~3日漬ける。

(3)味噌から上げたらチーズをまぶして完成。

本日のダンツマ達人…皆藤航一さん

▽皆藤航一(かいとう・こういち)
 1975年、茨城県・土浦市生まれ。料理好きが高じ、高校卒業後、日本料理の専門学校に進学。20歳から赤坂の老舗料亭で修業を積み、京橋や九段下などの名店で、和食の腕を磨く。2013年から魚殿の店長兼料理長に。

▽うおでん
 2011年の開店以来、新橋のサラリーマンに愛され続ける和食居酒屋。三浦漁港直送の新鮮な魚と、昔ながらの関東風おでんが人気。日本酒は常時30種類以上が用意され、焼酎も豊富。和食好きの外国人観光客も多い。

東京都港区新橋2-13-8 新橋東和ビル1F

(日刊ゲンダイ2020年2月26日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


旬の牡蠣を使って平たいお皿で作る「牡蠣の中華風茶碗蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
「牛もつとキノコのバター炒め」こってりなのにさっぱり!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
「エビとエリンギの炒め」タレが絡んだ具材の食感を楽しむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
さつまいものおいしい季節に!中華風でおかず&おつまみにも
 秋になると店頭に並ぶさつまいも。今回はエビと組み合わせておいしい1品を作ります! おかずにもおつまみにもなるので、ぜひ...
ぐっち夫婦 2020-11-10 19:04 フード
仕上げの醤油で和風に「鶏レバーのアヒージョ」は赤ワインと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「なめたけアボカドわさび」自家製なめたけは意外と簡単!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「長芋バター醤油焼き」皮ごと愛して…ひと手間でプロの味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「腐乳鶏ミョウガ添え」手羽を使えばジューシーに仕上がる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
こんにゃくと鷹の爪の煮物風 食感楽しむ「ピリ辛焼きそば」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「豚バラとナスの柚子胡椒酢みそかけ」はメインのおかずにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
卵を抱いた「甘エビの醤油漬け」おちょこが止まらない…!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「戻りガツオの薬味和え」旬の魚と和えてサラダ感覚で食べる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「刺し身クラゲ」玄米黒酢を混ぜたタレがおいしさの決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
魚介マリネの「セビーチェ」はポップコーンと合わせて南米風
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
ネギをガリにチェンジ!「ガリ間の串焼き」はビールのアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「タコのクリームチーズサテトム和え」はコクのある味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...