毎日暑すぎる!「カレー専用の赤ワイン」をお供に…1本800円!!

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-07-12 06:00
投稿日:2023-07-12 06:00

国民食といっても過言ではないカレー!

 子供から大人までみんなに愛されているカレー♡

 特に夏になると無性にスパイシーなカレーを食べたくなりませんか!? 私は週1カレーでもいいくらい大好きで、もちろん、お供には欠かさずワインです♡

 そこで今回は、ワインとはあまり合わない……と思われがちなカレーとの最高なペアリングをご紹介♪ 今年の夏はこの組み合わせで、いつものカレーが普段よりもおいしく感じるかもー!

ワインとカレーが相性抜群のワケ

 カレーと言ってもいろいろな種類がありますが、どのカレールーにも共通しているのは「さまざまな香辛料を使っている」こと。

 クミン、コリアンダー、ナツメグ、シナモンなどがあり、実はこれ、赤ワインの特徴香でもあります。

 またカレールー自体に旨味やコクをプラスするために、コーヒーやチョコレートを隠し味に加えたりもしますが、この2つも樽熟成された赤ワインから放たれる特徴香です。

 なので、お互いに共通のフレーバーを持ち合わせる「スパイシーなカレー」と「赤ワイン」は合わないわけがないのですっ!!

 ではどんな赤ワインを合わせればよいのか……。

 タンニン(渋み)が強い赤ワインだとカレーの辛味が強調されすぎてしまうので、カレーにリンゴやハチミツを隠し味として入れる感覚で、「果実味たっぷりの赤ワイン」がペアリングとして最強!

カレー専用の赤ワイン!!

 実は、私が自宅でカレーを食べる際にかなりの頻度で食卓に登場するワインがあるのです。

 カレーのスパイシーさをほどよく生かしつつ、ふくよかな甘味もプラスしてくれる優秀かつ激安の1本が今回の主役!!

『ALTA LOMA UNDURRAGA MERLOT(アルタ・ロマ ウンドラーガ メルロー)』(税込798円)。最強コスパのチリワインです!

 なんと「カレー専用ワイン」として売り出されているんですよ!!

 ちなみに私はいつもスーパーで購入していますが、北野エースやネットでも入手できます♪

「チリNO.1のワイン生産者」と呼ばれているウンドラーガさんが手がける赤ワイン。2015年に「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション」で、「チリアン・ワインプロデューサー・オブザイヤー」に選出された輝かしい経歴を持つ彼によってつくられたメルロー種のワインです。

グラスに鼻を近づけると「同調香」

 なぜ「カレー専用ワイン」とまで言えるのか。

 まずグラスに注ぐと、凝縮感のあるやや黒みがかったダークチェリーレッド。この外観からも肉厚な果実の存在感が伝わってきますね。

 グラスに鼻を近づけると……カシスやブルーベリーなど黒系果実の香りの奥には、カカオやビターチョコレートなどロースト感を思わせる香り。まさにこれぞ、カレーに合うとされる「同調香」なのです!

 口に含んでみると、タンニンは穏やかで適度な爽やかな酸味、口当たりは滑らかで豊満な果実味が広がります。

それでも疑心半疑なアナタ様へ

 カレー専用ワインを謳っているだけあり、カレーにフルーティーさを加えながらスパイスの刺激をやさしく包み込んでくれるワイン♡

 そこまで手の込んだカレーを作らなくとも、カレー自体をよりおいしくする要素満載のこのワインに、ズボラな私はいつも助けられております(笑)。

 フルボディなのに果実の甘味も感じられるので、少~しだけ冷やして飲むのをオススメします♪

「ホントにカレーと合うのかよ!」と疑心半疑なそこのアナタ様、ぜひこの夏はスパイシーなカレーと一緒にこの1本をお試しください♡

※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


コンビニ食材でイタリアン「アニョロッティ・ダル・プリン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
軽い苦みがくせになる! 焼酎のおともに「春菊のナムル」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
どこか懐かしい味…「ピリピリこんにゃく」は焼酎と一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
肉汁を逃がさない! ソースが決め手の「豚肉のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「ささっ」と作れて「とっても」おいしいアボカドのおつまみ
 秋になるとお酒をゆっくり飲みたくなる。そんな日も増えてきませんか? そこで簡単に作れる1品をご紹介します!
ぐっち夫婦 2020-11-10 19:05 フード
自分好みの味に…黄金比率で仕込む「自家製サーモンマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
噛めばジュワッ!名店仕込み「カニと根三つ葉のだし巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
普段使いの材料だけで作る「ふわふわ卵の海苔あんかけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
ひと手間かけた「鮭の竜田揚げ」 濃い味付けにお酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
アサリたっぷり! 具だくさん「魚介のパスタ」はメインにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
ビールが進む「鶏ネギの塩焼き」パリッパリの鶏皮が香ばしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
「ワタリガニと壬生菜のとんぶり和え」薄味仕上げの上品小鉢
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
デザートみたいなおつまみ「ナガノパープル白和え」の意外性
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
「マグロと納豆のユッケ」何にでも!万能ユッケだれの作り方
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
スープも絶品!手羽元と手羽先で作る「鶏肉のトマト煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
鰹節がうま味を引き出す「アボカドとカニと生ハムのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...