鍋とワインで1000円以下!無印「養生鍋」にはセブンの辛口ロゼが最適解

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-12-27 06:00
投稿日:2023-12-27 06:00

無印良品の「養生鍋」にドはまり確定!

 あったか~い鍋で身体を温めたくなる季節。毎年この時期になると市販のいろんなスープで自宅鍋を楽しむ私ですが、先日『今シーズンNO.1』だと確信した旨すぎる鍋の素を発見しちゃいました!

 SNSなどでもバズっている、リピ決定な鍋の素。今シーズン私の食卓に何十回登場するんだろうと思うくらい、超絶好みの味だったので、アノお手頃ワインを合わせてみたら…最強のペアリングになりました!!

 その旨すぎる鍋の素というのが、毎年様々なシリーズの鍋の素を出している無印良品の『手づくり鍋の素 養生鍋』(税込350円)です。辛口もありますが、ノーマルタイプをチョイス。

ワインは何を合わせる?

「養生」とは健康を維持するための「摂生、保養」を意味する言葉。ナツメやクコの実、高麗人参エキスなど16種類以上の香辛料がたっぷり入っているので、自宅で健康的においしい薬膳鍋が食べられるわけです。

 キノコ類、白菜、チンゲン菜、レンコンなどの好きなお野菜と豚肉を鍋に入れ、グツグツと火にかけるだけで、お店で食べているような本格的な味わいの薬膳鍋が出来上がりました!!

 さて、ワインは何を合わせよう…。

 たいていの白ワインはスープのスパイス風味の強さに負けてしまうし、赤ワインだと滋味深い味わいのスープの良さを弱めてしまいます。

辛口ロゼがベストです!

 そこでオススメしたいのが、その中間的存在でもあるロゼワイン!

 甘口でも微発砲でもない、果実味たっぷりでやや飲みごたえのある辛口ロゼがベストです!

 そんな「養生鍋」とのペアリングで私が選んだ1本は、こちらもお手頃価格でリピしているセブン-イレブンのプライベートブランド「ヨセミテ・ロードシリーズ」の『ヨセミテ・ロード グルナッシュ ドライ ロゼ』(税込638円)です。

 コンビニでいつでも買えて、しかもおいしいのに、この価格帯とは…セブン様ありがとうございますっ!!

ヨセミテ・ロードシリーズって?

 YOSEMITE ROADは、米カリフォルニア州の世界遺産であるヨセミテ国立公園のそばにあるワイン産出地。カリフォルニアの太陽をたっぷり浴びて育つブドウから造られるヨセミテ・ロードシリーズは、果実味の強さと品種特徴をうまく出し、ラインナップはロゼの他に赤、白、スパークリングワインです。

 どれを飲んでもお値段以上の味わいで、2009年の発売以来、累計2000万本突破の大人気シリーズなのです。

 こちらは、グルナッシュ種を主体としたロゼワイン。グルナッシュはスパイシーなニュアンスがウリで、熟しやすいので酸味が控えめ、アルコールや果実味が強くなりやすい品種です。

気になる味は…

 グラスに注ぐと、気分まで明るくしてくれるような、澄んだ輝きのある可愛らしいサーモンピンク。ラズベリーやカシス、ピンクグレープフルーツなどの華やかな香りが広がるのと同時に、ヨセミテ国立公園の美しい景色も頭の中に広がるよう…?

 そんな景観を想像しながら口に含むと…とってもフルーティーでジューシーなアタックでありながら、スルスルと喉を伝っていくフレッシュな辛口。

 赤いベリーの味わいはギュッと力強く凝縮されつつドライな甘味で、穏やかな酸味は爽やか、コクのあるやさしいタンニン。

 舌の上にしっかりと果実味を残しながらグルナッシュらしい苦味が果実の甘やかさと重なって、チャーミングでありながら飲みごたえのある1本です。

辛口ロゼ×薬膳鍋のペアリングはお財布にもやさしい

 この華やかでスパイシーなフレーバーが「養生鍋」の香辛料の旨味とベストマッチし、ハイビスカスのようなフローラルな香りとも薬膳鍋は非常によく合います。

 週に一回は食べたくなる無印良品の「養生鍋」と、638円で買えちゃう神旨ワイン。2つ合わせても1000円以下という歓喜なペアリング、この冬ぜひお試しを♪

 2023年も残りわずか。今年このコラムに登場したワインたちが、少しでもアナタ様の日常を豊かなものにできますように願いながら年の瀬を過ごしたいと思います♪

 良いお年を…☆

 ※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
豚バラともやしを重ねて蒸すだけ!食欲そそる夏☆満足おかず
 梅雨も明けて、すっかり夏ですね。暑い日はコンロの前に立つ時間を短くしたいもの。今回は「重ねるだけ」で簡単に作れる猛暑に...
ぐっち夫婦 2020-09-27 11:52 フード
白ワインと一緒に 「夏ヒラメと薬味野菜のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...