女性向けビデオの人気男優が教える「セックスレス」脱出法

内藤みか 作家
更新日:2019-08-26 12:41
投稿日:2019-08-26 06:00

アダルトビデオを一緒に観る

 また、刺激のひとつとしてアダルトビデオを一緒に観るということも勧められていました。これは実際にかなり効果があるはずです。実は、官能小説を書く私のところにもお礼状が届いたことがあるんです。「夫婦で一緒に官能小説を読んでいたら、興奮してしまいました」という感謝の言葉がそこにあって、なんだか少し照れてしまいました。

 一徹さんも「きっかけになったらうれしい」と書かれていましたが、私もそう思います。アダルトビデオは男性向けでも女性向けでもいいそうですし、今書いたように官能小説もありますし、ちょっとエッチなボイスドラマも増えています。体位がレクチャーされているような写真集もありますし、春画も粋かもしれません。刺激になることを2人で眺めたり味わったりすると、その気になりやすくなるでしょう。

1分間ハグし合う

 長くセックスから遠ざかったカップルには、いきなりセックスに行く前に、お互いの体に触れることを思い出す行為も必要かもしれません。なかにはEDなどの問題を抱えている人もいるかもしれないです。そんな時は、一徹さんは「1分間ハグしあう」ことを提案していました。確かに1分間も相手のぬくもりを感じられたら、それだけでかなりの幸福感が得られそうです。

 一徹さんはセックスは必ずしも挿入を伴わない、と定義づけています。「お互いがお互いを大事にしていることを共有することができたら、それはもう『セックス』だと思う」とのことですが、これも数多くの女性向けAVに出演されたかたならではの言葉です。女性向けAVでも挿入はクローズアップされていません。優しく抱きしめられ、愛情を伝えてもらえたら、女性は満ち足りるのです。

 セックスレスは、なかなかお互いに向き合えない難しい問題かもしれません。けれど「したい」という気持ちは、口に出さないとなかなか相手には伝わらないもの。いつエッチしてくれるんだろう、と受け身に待つだけではなく、時には自分から誘うことも必要かもしれません。

 この本は、そんな性の悩みについてのヒントもたくさん書かれている、男性にも女性にも幅広い層に読んでいただきたい指南書です。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


あなたの友達はDVやモラハラの被害者かも…意外なSOSサイン
 夫からDVやモラハラの被害に遭っている女性ほど、周囲に出しがちなサインもあります。  しかし一見すると、そうとは気づ...
並木まき 2019-06-03 06:00 ラブ
ハリーウィンストンを結婚指輪にする人は離婚しやすい法則
 さて、最近知り合いの結婚式がありまして、ホテルはリッツカールトン、指輪はハリーウィンストン、招待客は600人と豪華絢爛...
しめサバ子 2019-06-02 06:00 ラブ
別れたくないけど別れた方がいいの?的な彼氏への対応策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-06-02 06:00 ラブ
失恋して眠れない…そんな夜に試したい悲しみの乗り越え方
「失恋をした日の夜、心が痛すぎて眠れずに朝を迎えてしまった。」そんな経験を持つ女性は多いでしょう。失恋したショックは大き...
孔井嘉乃 2019-06-01 06:00 ラブ
#1 「したい側」がひとりで悩んで余計に傷つかないためにも
 セックスレスについての悩みを伺うたびに思うのは、原因も解決策もカップルの数だけあるということ。  日本性科学会の...
うかみ綾乃 2019-08-26 12:19 ラブ
結婚詐欺男に騙されないために…彼のSNSアカウント特定方法
 マッチングアプリなど、ネット経由で「知らない人」と出会うことが、ここ数年カジュアルになりました。しかし、そうした出会い...
ミクニシオリ 2019-05-30 06:00 ラブ
【原宿編】結婚できるか不安になり…占いコンにすがってみた
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-06-14 18:13 ラブ
男性は耳からも恋をするんです…彼が喜ぶ効果的なセリフ3選
 結婚につながる恋コラム第6回は、意中の男性から「好きだ」と言ってもらうため、決してぶりっ子には見えず、でもしっかり女性...
山本早織 2019-05-28 06:00 ラブ
女性だって告白したい! 成功率を上げるタイミングと心構え
「好きな気持ちが苦しく、どうしても告白したい!」そんな思いに駆られている女性は多いでしょう。思い余って告白をするのも良い...
孔井嘉乃 2019-05-28 16:55 ラブ
DV夫と別れた女性が密かに傷ついている 周囲の心ない言葉3選
 DV夫との離婚が成立し、前向きな気持ちで新しい人生を歩みだしている女性に、悪気がなくとも、傷つく言葉をかけてしまう人も...
並木まき 2019-05-27 06:00 ラブ
愛人は不幸じゃない 非モテ女子は彼女たちにスキルを学んで
 昔から、なぜ「愛人=不幸そう」と思われるのでしょう?そもそも「愛人」という単語がなんとなく後ろめたい感じだったり、淫美...
リタ・トーコ 2019-05-27 06:06 ラブ
ホテル代は割り勘?おごられる? 意外だった“男女別の違い”
 ひと昔前は、デートの代金は男性がおごるもの、というのが当たり前だった時代がありました。  今は全てを男性におごっても...
深志美由紀 2019-05-26 06:00 ラブ
交際歴2年…彼氏にプロポーズさせるにはどうしたらいいの
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-05-27 14:25 ラブ
男性はやっぱり若い女性が好き?大人女性が持つべき魅力とは
 今や、15〜20歳離れた「年の差婚」は珍しくありません。もちろん女性が年上だというケースもありますが、どちらかといえば...
孔井嘉乃 2019-05-25 06:00 ラブ
「恋人」「同棲」に見せかけた支配の檻 美沙さんのケース#5
 二人分の生活費をまかなうため、仕方なく風俗店でバイトしていた美沙さん。健斗には隠していたのに、ある夜突然、源氏名で呼ば...
神田つばき 2020-01-11 07:06 ラブ
義母が嫌で外泊、若い男と浮気…悪妻と離婚した夫の言い分
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。夫と妻、双方の言い分をご紹介...
並木まき 2019-11-13 18:16 ラブ