おなじみのスナック菓子が大変身!お手軽「ポテサラ明太」

コクハク編集部
更新日:2019-11-22 06:00
投稿日:2019-11-22 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さんに、スナック菓子を大胆にアレンジした「ポテサラ明太」のレシピを教えていただきました。

コンビニのスナックもひと工夫で

「ポテトサラダが嫌いな男性ってあまりいませんよね。でも、自分で作るとしたら、結構手間がかかるものです。これならば、コンビニの材料ですぐできます」

 そう言われて出されたのが、少し黄色みのある濃厚そうなポテトサラダ。で~んと上にのった存在感たっぷりの明太子が、「食べたい!」という欲求を駆り立てます。一口頬張れば、あのじゃがいもの風味と甘味と食感があるのですが……。

「こちらはじゃがりこを牛乳で茹でて、かつお節と醤油と黒コショウで味付けしたものです」

 確かにキュウリや玉ネギ、ハムといった定番の具は見当たりません。あるのは、じゃがりこに練り刻まれたパセリや乾燥ニンジンだけ。食感は、つぶつぶの明太子が出しています。

「和食は仕込みに時間や手間がかかります。いわ瀬で一番の人気メニュー『黒毛和牛のほほ肉柔らか赤ワイン煮込み』は10時間以上かけています。ただ、自宅で作るとなると、誰でも入手できる材料で、簡単に作れるものの方がいいでしょう?」

 スナック菓子もプロのアイデアで一級品に早変わり。さすがです!

【材料】

じゃがりこ 1箱
牛乳 180㏄
醤油 小さじ半分
かつお節 少々
黒コショウ 少々
明太子 適量

【レシピ】

1. 鍋にじゃがりこと牛乳を入れ、沸騰したら火を止める。
2. 泡立て器で具を潰しながら、なめらかになるまで混ぜる。
3. 2に醤油、かつお節、黒コショウを入れて味を調える(味が足りなければマヨネーズも)。
4. 明太子をのせる。

本日のダンツマ達人…望月洋介さん

▽もちづき・ようすけ
 生まれ育った静岡県の割烹で5年間修業。オーナーの石井道雄さんにその腕を見込まれて上京し、26歳で料理長となった。

▽いわせ
 築90年の趣のある古民家で創作和食を楽しめる人気店。歴史と風情を感じる和食店。望月さんが仕入れるこだわりの食材と、粋な名物女将が出迎える。元大工のオーナー・石井さんのこだわりがちりばめられた骨董を楽しむ客人も多い。ミシュランガイド東京の「ビブグルマン」に4年連続で選ばれている。
東京都中央区日本橋人形町1―5―10
℡03・3664・3322

(日刊ゲンダイ2018年10月25日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「イカゴロ(内蔵)豚のホイル焼き」合わせみそは万能調味料
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野趣...
「豚バラ肉の角煮スパイスソース」週末昼下がりに仕込みたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
#stay homeを楽しくおいしく☆鯖缶で簡単!トマトペンネ
 常備食材の定番になってきた「鯖缶」。今回は、同じく常備食材のトマト缶と合わせた「鯖缶で簡単! トマトペンネ」をご紹介し...
ぐっち夫婦 2020-05-27 14:30 フード
「アタクルトワット」ターメリックを使ったジャガイモ炒め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
コロナ疲れ吹き飛ぶ! 秋田・尾道・沖縄のご当地スイーツ3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:11 フード
「ナムルの3種盛り」韓国料理の定番前菜をおいしく作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
炊飯ジャーでつくる「塩麹に漬けた柔らかローストポーク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、炊飯...
「ナスとキュウリの醤油漬け」みずみずしい夏野菜のハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「ホタルイカの生姜醤油煮と天ぷら」春の味覚を2つの料理に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、純...
油っぽさゼロ!「自家製シーチン」作り方は意外にカンタン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
おうちでミシュランの味も!自炊に飽きた時に頼りになる3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:10 フード
「牛サガリの和風ステーキ」ヘルシーなスタミナ肉おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「パリパリキャベツ」今が旬! 味噌ダレで食べる春キャベツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「春野菜と山菜の酢味噌和えジュレ」ほろ苦さと香りを味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、濃...
「鶏唐揚げ 梅しばタルタル」人気メニューを斬新アレンジ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
「白インゲン豆の冷たいスープ」暑い日に食べたい冷たい前菜
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...