生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」

コクハク編集部
更新日:2019-12-08 09:46
投稿日:2019-12-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaurant TOYO Tokyo」 の大森雄哉さんに、カリフラワーを削った「いもフラワー」のレシピを教えていただきました。

お酢が味を引き締める

 まかないで出しているとは思えないほど工夫を凝らしたポテサラです。

「ポテサラって、みんな好きですから。普通に作ったのでは面白くないので、試しにカリフラワーを削ってみたら、これがおいしかったんです。カリフラワーは生で使うのがポイント。つぼみみたいなガッチリしたのを買ってください。花なので、新鮮さが命。香りが立たないんです」(大森シェフ)

 さらにお酢を加えると味がきりっと引き締まります。ホテルで食べているポテサラには大抵、入っているんだとか。

「当店では白ワインビネガーを使っていますが、酸味が効いているお酢ならいいです。味が引き締まります。さらに、カリッと揚げたライスペーパーなど食感のあるものを加えると味に変化がつけられます。ポテサラは、もさっとして食べていると飽きがきますから、アクセントが重要なんです」(大森シェフ)

 ローストアーモンドやマカダミアナッツといったナッツ類も相性ぴったりです。

【材料】(2人前)

・じゃがいも(シャドーク イーン) 30グラム×4個
・粒マスタード 10グラム
・マヨネーズ 20グラム
・カリフラワー(生) 適量
・レタスなどの葉野菜  適量
・ライスペーパー 1枚
・塩、こしょう、お酢、ごま 少々

【レシピ】

1. シャドークイーンを下茹でし、半分から4分の1の大きさに切る。
2. 生のカリフラワーを食感の残る程度に切る。
3. 1と2をマヨネーズと粒マスタード、塩、こしょうで和える。
4. 最後にお酢で締める。
5. ライスペーパーを食べやすい大きさに切って、カリッと揚げる。
6. レタスの上に盛り付けて、削った生のカリフラ ワーをまぶす。

本日のダンツマ達人…大森雄哉さん

▽おおもり・ゆうや
 2004年辻調理技術専門学校卒業後、ハウステンボスホテルズ入社。アラン・シャペル氏の弟子の上柿元勝氏に師事。その後、大阪のフランス料理店「エプバンタイユ」、熊本の「洋食の店 橋本」に勤務し、10年3月渡仏。「Restaurant TOYO」で中山豊光氏の下で修業。帰国後の15年にTOYOプロジェクト参画。17年3月に再び渡仏し、中山氏に師事する。現在、「Restaurant TOYO Tokyo」のシェフを務める。

▽「Restaurant TOYO Tokyo」
 2009年に中山豊光オーナーシェフがパリにオープンした「Restaurant TOYO」の日本初の店舗。中山氏は1994年に渡仏し、フレンチレストランで料理人として働き、その後、パリの日本料理店を経て、世界的デザイナー高田賢三氏の専属料理人として従事。
 その後独立し、同店をオープン。和食の要素を取り入れた唯一無二のフレンチをカウンタースタイルで提供する。今年で10周年を迎えた、パリで予約の取れない店としても有名。
東京都千代田区有楽町1―1―2 東京ミッドタウン日比谷3階
℡03・6273・3340(10~22時)

(日刊ゲンダイ2019年1月17日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「菜の花の昆布締め」染み込んだ出汁とほんのりした苦み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
テンメンジャンを使った「マグロユッケ」甘めの優しい味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
「新玉ネギの和風ビネグレットサラダ」煮切り醤油でコク出し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
ポテサラ風に食べる「おからサラダ」はヘルシーおつまみ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「キュウリとミョウガのシードル漬物」これはオトナの浅漬け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
豆腐でエスニック!?何度でも作りたくなるヘルシーサラダ♡
 今回はおうちで簡単に作ることができるエスニックサラダをご紹介! 豆腐を使っているのでヘルシーに仕上がっているのもうれし...
ぐっち夫婦 2020-04-25 18:02 フード
春を感じる上品な濃厚さ「蛤と菜の花と大麦のヴァポーレ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
スイーツ好き店主が作る華やかな「ガナッシュタルト仕立て」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「レンコンくわ焼き」皆が大好きな人気メニューを組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、紅し...
「里芋のエビあんかけ」宝石箱のイメージで盛り付けて♪
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
アンチョビー感覚で「サバのへしことブロッコリーの炒め」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「菜の花のゴマクミン和え」スパイスふりかけがアクセント
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
「ホタテ貝柱のフリット」ブロッコリーとの黄金の組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「焼き油揚げとエノキの中華和え」歯ざわりも楽しめる一品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
「鶏レバーの玉ネギソース炒め」レバーが苦手な人でも大丈夫
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
「鯛の竜田揚げ」お酒好きの店主が考案した理想のおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...