「カボチャとベーコンのキッシュ」おひとりさまにいいサイズ

コクハク編集部
更新日:2020-02-15 06:00
投稿日:2020-02-15 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒田昇平さんに、丸ごとひとつ食べられる「カボチャとベーコンのキッシュ」のレシピを教えていただきました。

取り出すタイミングに注意

 カボチャの甘味とベーコンのしょっぱさ、生クリームの風味がそれぞれの味を引き出しています。キッシュといえば大きなホールを切り分けるイメージですが、丸ごとひとつ食べられるところが、おつまみ的にはピッタリ。生地は市販のものですが、キッシュが売っていなければ、パイ生地シートで代用できます。

 一般的なキッシュより軟らかめで、プリンを作るようなイメージ。グラタンとはまた違い、食感もまさにプリンに味がついたような感じです。

「170度のオーブンで30分ほど蒸し焼きにするのですが、液体が固体に変わるタイミングで取り出します。焼き過ぎるとボソボソになるので注意してください。大分県の蘭王という黄身が濃い卵を使用しているので、黄色がかった色になっています」

 味は、見た目とはちょっと違って、しつこくなく、ひとりでペロッとたいらげられます。具だくさんで鮮やかな色合いが食欲をそそりますね。オーブン料理ということもあり、出来たてアツアツが抜群においしい!

【材料】(2人前)

・キッシュ 2枚
・カボチャ 50グラム
・ベーコン 20グラム
・牛乳 30㏄
・生クリーム 20㏄
・卵 3分の1個
・パルメザンチーズ 適量
・塩、コショウ 適量

【レシピ】

1. カボチャを好みの大きさにカットし、形が崩れない程度にしっかり茹でる。
2. ベーコン、牛乳、生クリーム、パルメザンチーズをまぜ、しゃばめの状態にしたものをキッシュに流し込んでオーブンで30分焼く。
3. 全体に火が通り、固まったタイミングで取り出す。

本日のダンツマ達人…黒田昇平さん

▽くろだ・しょうへい
 神戸市灘区出身。高卒後、辻調理師専門学校に進学し、和洋中料理を学び、最終的にイタリアンを選択。神戸市の「メリケンパークオリエンタルホテル」を経て、西宮市夙川の老舗イタリアン「江坂」などで修業を積み、2011年、自家製生パスタの店「BRABONO」をオープン。

▽BRABONO
 生パスタ専門店だけあって、パスタの種類は実に豊富。タリオリーニ(1・5ミリ)、タリアテッレ(4ミリ)、フェットチーネ(8ミリ)など30種類以上あり、毎日、麺を手打ちしている。材料にこだわる近隣の飲食店がわざわざ同店の生パスタを仕入れ、メニューに加えているほど。アラカルトや季節に応じた肉、魚料理、ショコラテリーヌなどのドルチェも人気だ。

神戸市灘区高徳町6―1―8
℡078・843・1012/木曜定休

(日刊ゲンダイ2019年12月5日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「豚肉のネギまみれ」ネギの辛味が豚肉のウマ味を引き立てる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の割烹「銘酒処 木曽路」の丸山陽三さ...
「ホタルイカのふきのとう味噌」旬の素材爆発の究極のツマミ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
スーパーの安価なマグロが早変わり!「ねっとり漬けマグロ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
「空豆のからすみはさみ揚げ」一品で2つの風味が味わえる!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
「春かつおの梅しそ酒盗和え」季節感あるさっぱりした味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
「レンコンの醤油焼き」味と香りとサクサク食感を楽しめる!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
「ペヤング獄激辛カレー」を食べてみた 2021.4.10(土)
 今年の1月にまるか食品から“獄激辛シリーズ第2弾”として発売されて以来、SNSやYouTubeを賑わせている激辛のペヤ...
「フレッシュマッシュルームのサラダ」薄く切るほど美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「ほうれん草と卵のナムル」計量スプーンで手軽にタレ作り!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
市販のサラチキで簡単おつまみ「鶏むね肉のカチョエペペ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「酒呑みのポテトサラダ」燻製たくあんとカレー粉を“後のせ”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「やみつき白菜」塩昆布&ゴマ油&にんにくの“最強トリオ”で
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
スープストックタイリョー 2021.4.4(日)
 一人暮らしです、わびしいです。朝からせっせと食事を作る元気はありません。張り合いもありません。それでも、毎日朝はやって...
甘さと辛さの“無限ループ”に陥る…「ピリ辛ナスの煮びたし」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「ササミとザーサイの和え物」食感と薬味の辛味が小気味いい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「薬味たっぷりのカツオたたき」大葉とミョウガでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...