「パリパリキャベツ」今が旬! 味噌ダレで食べる春キャベツ

コクハク編集部
更新日:2020-05-03 06:00
投稿日:2020-05-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、味噌ダレがクセになる「パリパリキャベツ」のレシピを教えていただきました。

白味噌に黒ゴマがポイント

 店の人気メニュー「もつ焼き」の箸休めに必ず頼むのがこれ。「ウチのメニューは簡単ですよ、生のキャベツに味噌ダレつけただけですから」と小杉さんは言いますが、常連さんによると、この味噌ダレがクセになるとか。春キャベツが旬の時期には、ひっきりなしにオーダーが入ります。

 白味噌ベースでやや甘め。にんにくの風味が追いかけてきて後を引く味です。

「黒ゴマの理由ですか? 風味が立つんです。あと、黒は目立つでしょ。彩りです。でもね、家ならすぐ食べるだけだし、彩りは気にしなくていいと思います。なすの煮びたし(写真奥)も、店だと油通ししているけど、色止めのためだけですから。レンジで温めて、麺つゆをかければ同じですよ」

 これで200円というのも魅力。ビールの大瓶も今どき480円です。

「お客さんがね、会計をするとニコッとするんですよ。予想してた値段より、安く済んだからじゃないかな……確かに利益は薄いけど、来たお客さんがまた友達連れてきてくれるんです。だから、いつもお祭りです」

 気負わない味、小杉さんのおつまみに対する考え方こそダンツマの王道です。

【材料】

・キャベツ 1/8個

<味噌ダレ>
・すりおろしにんにく 大さじ1
・砂糖    大さじ1
・白味噌   大さじ2
・日本酒   大さじ1
・黒ゴマ  ひとつまみ

【レシピ】

1. 味噌ダレの材料を小鍋(またはフライパン)に入れ、弱火で混ぜる。
2. 全体が混ざったら強火にし、気泡が広がったら火を止め、キャベツに添える。

▽こすぎ・きよし
 1943年、東京・中目黒生まれ。吉祥寺で居酒屋を経営後、兄が経営する中目黒のばんに入る。2005年に都市整備のため中目黒が閉店、祐天寺でばんを立ち上げる。以来、13年変わらぬ価格で提供。

▽ばん
 平日16~23時(22時15分LO)、土曜15~23時(22時15分LO)、日曜15~22時(21時15分LO)。目黒区祐天寺2―8―17。

(日刊ゲンダイ2018年5月10日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


神戸出身記者オススメ!鉄板スイーツ3選 2021.6.19(土)
 長引くコロナ禍で、地元・神戸に帰省出来ない日々が続いています。18歳で上京して以来、こんなに帰らなかったことはありませ...
「半熟卵 豆板醤とレモンたれ」コクと深みがすごい万能ダレ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「おしゃれすぎるフードコート」居心地は?2021.6.18(金)
 日本橋界隈での打ち合わせで「COMMISSARY(カミサリー)」(東京・中央区)に行ってまいりました。
粋なおつまみ「アメリカンチェリーとブルーチーズのマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
クセになる「エシャレットのアンチョビーソースのせ冷や奴」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「スナップえんどうの梅干しトマト和え」三位一体の美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「豚と野菜のオイスターソースまぜ」豚を茹でることで時短に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
10分で作れる「カレーポテト」 定番簡単おつまみにひと工夫
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
冷酒と相性バツグン「鶏皮塩和え」 鶏皮は茹でても美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
「中華風冷ややっこ」メインにもなる具材たっぷり逸品やっこ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
幻の「3時のおやつ あんぱん」攻略⁉ 2021.6.8(火)
 数量限定、期間限定、地域限定……。「限定」というキーワードに心惹かれる方は多いことでせう(+αで「なくなり次第終了」と...
「特大ゴボウの唐揚げ」ばくばく食べてしまうこと必至…!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
巣ごもりに「焼きとうもろこし」…奇をてらわない美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、オー...
「イワシの幽庵焼き」漬けて焼くだけで本格和食おつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、ゆず...
“世界一高いツナマヨ”を缶詰で代用!「マヨなしツナマヨ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、同店...
「枝豆の昆布塩水漬け」下処理いらずで悪魔的なおいしさに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、食べ...