シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!

コクハク編集部
更新日:2020-08-31 06:00
投稿日:2020-08-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典さんに、野菜の味が際立つ「ブロッコリー卵サラダ」のレシピを教えていただきました。

ゆで卵を手でつぶしながら混ぜるのがポイント

「この前も間口君が、これ食べて、ウマイ! ウマイ! って言ってたわよ」と東邦酒場の奥さんが語ってくれました。ロックフィッシュの間口一就氏が、わざわざ銀座からお花茶屋まで来てまで食べたくなる料理がこれです。

 レシピは至ってシンプル。ブロッコリーを一口大に切って固ゆでします。ゆで卵は半熟よりやや固め。マヨネーズとオリーブオイル、塩コショウを混ぜたものに具を入れ、手で混ぜるだけ。ゆで卵も包丁で細かく切らず、丸のまま入れて、手で割りほぐします。

「コツはあんまり混ぜ過ぎないことだね」と遠藤さん。“ザックリ”のほうが食感が残っていいそうです。

「あとは野菜かな。うちは季節によるけど無農薬野菜を取り寄せててね。無農薬だとお客さんが食べた時の音が違う。『パリッ!』と、いい音がするんだよね。野菜がいいときはすぐ完売します」

 料理がシンプルなだけに、素材の良さが決め手になるというわけです。無農薬野菜は値段は高いですが、その方がおいしい! ちょっと高めの野菜を使ってみるのもいいかもしれません。

【材料】

ブロッコリー 1/5個
卵 1個
きゅうり 1/6本
玉ねぎ 1/8個
プチトマト(赤、黄、緑) 3個
イタリアンパセリ(なければセロリの葉でも可) 少々
マヨネーズ 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
塩 適宜
こしょう 適宜

【レシピ】

(1)卵はゆでて殻をむき、ブロッコリーは固ゆで、玉ねぎ・きゅうりは薄くスライスする。
(2)ボウルに、マヨネーズ、オリーブオイル、塩、こしょうを入れて混ぜる。
(3)2の中に、1のゆで卵、ブロッコリー、玉ねぎ、きゅうりを加え、手でゆで卵をつぶしながらザックリと混ぜる。
(4)レタスを敷き、3を盛りつけ、最後に、半分に切ったプチトマト、イタリアンパセリで彩りを添える。

本日のダンツマ達人…遠藤泰典さん

▽えんどう・やすのり
 中学時代から、父である先代と共に店に立ち、17歳から調理系専門学校、バーテンダースクール、ホテルの下ごしらえ専門業者などで修業を重ね、ジャンルレスなメニューを開発。料理のウマさに定評がある。

▽東邦酒場
 昭和32年創業、地元はもちろん、吉田類、銀座ロックフィッシュの間口一就氏も訪れる名店。「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の「きたなシュラン」でも紹介され話題に。葛飾区宝町2―36―8。

(日刊ゲンダイ 2017年8月18日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「薬味たっぷりのカツオたたき」大葉とミョウガでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
豚肉がおいしい「新ジャガの肉ジャガ」思わず顔がほころんだ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「おでん5種盛り」煮込みは下茹でした大根の次に練り物を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
パン粉なしでも衣サックサク「タラとジャガイモのコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「イカの詰め物」プリッとした歯ごたえで食感が気持ちいい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「カマンベールとしめじのアヒージョ」もうパンが止まらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「アンチョビークリームポテト」塩味と甘さの絶妙なコラボ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「エビのカルピオーネ」ぷりぷりのエビに野菜たっぷりソース
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「米抜き魯肉飯(ルーローハン)」定番フードをおつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
さっと作れる台湾風オムレツ「菜脯蛋(ツァイポータン)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
「豚・豆腐・卵の盛り合わせ」台湾の夜市の雰囲気を味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
外はカリッ中はふわっ…汁がにじみ出る「肉丸(ローガン)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
皮の中でスープ溢れる「餃子」 焼いても茹でても絶品です!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
弁当のおかずにも「芽キャベツとベーコン、牡蠣のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...
「あさりとブルーチーズonフライドポテト」癖になる美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...
「マグロチーズ」マグロのサクに塩をして焼くとうま味が凝縮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...