栄養士が伝授! きつ~い「残暑バテ」を予防する時短レシピ

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-09-04 06:00
投稿日:2020-09-04 06:00
「残暑バテが続いて食欲がない」「体がダルくて重い」――。そんな悩みを抱える方が増えがちなこの時期。体のメカニズムを知り、予防をしっかりすれば、体調を崩さずに乗り越えやすくなるかもしれません。
 管理栄養士の筆者が、残暑バテを予防する4つのポイントと、所要時間30分でできる栄養バランス抜群の時短レシピをご紹介します。

残暑バテを予防する4つのポイント

1. 少しの運動習慣

 人間は汗をかくことで体温調節をしているため、運動をすれば汗をかき、暑さに負けない体作りを目指せます。目安としては、1日30分ほどの軽いウォーキングを心掛けるのがおすすめ。熱中症を避けるために、日差しの弱い早朝や夕方以降に行うといいですよ。

2. 15〜20分ごとのこまめな水分摂取

 一般的に、食事以外には1日1~2リットルの水分摂取が良いとされています。汗をかくと、気付かないうちに水分がどんどん不足しますので、できれば15~20分おきに水分をこまめに摂取するようにしましょう。

 ただし、アルコールやカフェインを含む飲み物には利尿効果があり、かえって水分が不足した状態になるため控えるようにしましょう。

3. 十分な睡眠

 快適な睡眠に導く寝室の温度は約28度で、湿度は50~60%。しかし冷風が直接体に当たると、体温が下がりすぎて自律神経を乱してしまう原因になる可能性もあります。そこで、エアコンや扇風機の風を上向きにし、部屋全体の空気をまんべんなく冷やしましょう。

4. バランスのよい食事を3食

 汗をかくと失われるビタミン、ミネラルを意識しながら3食バランスよく食べることが、暑い時期には特に大切です。例えば、カロテン、ビタミン、食物繊維、カリウムなどが多く含まれている緑黄色野菜を積極的に食べるのがおすすめ。

 一方、サラダなどの冷たいものばかりを食べ続けると、胃腸の働きが弱まってしまいますので、ご注意を。

残暑バテ対策にぴったりの時短カレーレシピ

 カリウム・鉄・マグネシウムなどミネラルが豊富に含まれているココナッツミルクを使った“野菜たっぷりココナッツカレー”のレシピを紹介します。

 無印良品のレトルトカレーに少しアレンジを加えるだけなので時短料理にもなりますよ。単品でも栄養バランスが整うので、忙しい人にも最適です。

野菜たっぷりココナッツミルクカレー

【材料】2人前

◇ココナッツミルク…100ml
◇カットトマト缶…200g
★無印良品 プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)…180g
★鶏がらスープの素…大さじ1
○なす…2個
○ピーマン…1個
○玉ねぎ…1個
○ミニトマト…2~3個

【作り方】

(1)なすとピーマンは輪切りに、玉ねぎは繊維を断つように薄切りにします。ミニトマトは半分に切ります。

(2)鍋にオリーブオイルを入れて熱し、なす、ピーマン、玉ねぎ、ミニトマトをしんなりするまで中火で炒めます。

(3)野菜がしんなりしてきたら弱火にし、★を入れ5分ほど煮込みます。

(4)5分ほど経ったら◇を加えて、中火で10~15分煮込みます。

(5)野菜と一緒に盛り付けたら、完成!

 彩りも豊かなので、SNSの映え写真が撮りやすいメニューです。暑い日のおともにぜひどうぞ。

まとめ

 体のメカニズムを知れば、効率的に夏バテを予防することができます。残暑の厳しい今も、冷房の当たりすぎや冷たい食べ物の取りすぎなどに気を付けながら、この季節を楽しんでいきましょう。

〈文・社〉時短美容協会所属/松本かおり・管理栄養士〉

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

関連キーワード

フード 新着一覧


仕上げの醤油で和風に「鶏レバーのアヒージョ」は赤ワインと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「なめたけアボカドわさび」自家製なめたけは意外と簡単!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「長芋バター醤油焼き」皮ごと愛して…ひと手間でプロの味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「腐乳鶏ミョウガ添え」手羽を使えばジューシーに仕上がる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
こんにゃくと鷹の爪の煮物風 食感楽しむ「ピリ辛焼きそば」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「豚バラとナスの柚子胡椒酢みそかけ」はメインのおかずにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
卵を抱いた「甘エビの醤油漬け」おちょこが止まらない…!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「戻りガツオの薬味和え」旬の魚と和えてサラダ感覚で食べる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「刺し身クラゲ」玄米黒酢を混ぜたタレがおいしさの決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
魚介マリネの「セビーチェ」はポップコーンと合わせて南米風
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
ネギをガリにチェンジ!「ガリ間の串焼き」はビールのアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「タコのクリームチーズサテトム和え」はコクのある味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...
日本酒に合う「利平栗の渋皮揚げ」皮ごと揚げてホクホク甘い
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
しっとりと軟らかい「鶏むね肉の唐揚げ」のコツは揚げ時間
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
市販の皮で作る「焼き餃子」誰でも簡単にカリッと焼ける方法
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
秋の定番といえば!「柿とかぶの生ハムマリネ」ワインとね☆
 実りの秋――。この時期になったら必ず作って食べるレシピがあるんです。素材の味を活かしたシンプルな一品。簡単に作ることが...
ぐっち夫婦 2020-10-11 14:51 フード