どこか懐かしい味…「ピリピリこんにゃく」は焼酎と一緒に

コクハク編集部
更新日:2020-10-27 06:00
投稿日:2020-10-27 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平尾由加里さんに、ささっと作れる「ピリピリこんにゃく」のレシピを教えていただきました。

唐辛子のピリリがお酒に合う

 こんにゃくだけのシンプルさがウリです。割烹着を着た女将に出されると、何とも郷愁を感じます。

「表面に細かく包丁を入れて、味が染み込みやすいようにします。こんにゃく料理も手作りが少なくなっているので、喜ばれますね」

 仕込みから閉店まで、女将は必ず和服に割烹着姿で店に立っています。

「男性は、このほうが安心するそうなんです」

 母に甘えるようなノスタルジー。シンプルでおいしいツマミと、女将の安心感がここにありました。

【材料】

・板こんにゃく 半分
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・輪切り唐辛子 少々

【レシピ】

(1)こんにゃくは一口サイズの三角形に切り、表面に切り目を入れる。
(2)鍋にこんにゃくを入れ、空煎りする。
(3)こんにゃくが十分隠れる水(分量外)と酒、みりん、しょうゆ、唐辛子を加えて煮る。
(4)水分が少なくなったら、再び水を加え、水分がなくなったら出来上がり。

本日のダンツマ達人…平尾由加里さん

▽ひらお ゆかり
 北海道北見出身。長年飲食店で腕を振るい、2013年に同店をオープン。北見出身の母や祖母が作ってくれていたおかずをベースにオリジナルのメニューを創作。和服にかっぽう着姿で店に立つ“ススキノの母”。

▽おばんざい屋 まる
 女将の手作りおばんざいが人気の“すすき野の隠れ家”。元すし屋の大将だけが握る“離れ”だったというカウンターには日替わりの大皿が並び、発想豊かなつまみと酒が楽しめる。喫煙率の高い札幌では珍しい全席禁煙。食材には道産品を積極的に使い、栄養を考えたメニュー作りも心がけている。札幌市中央区南六条西4丁目 プラザ6・4ビル 1F。

(日刊ゲンダイ2018年11月15日付記事を再編集)

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