手開きで包丁いらず!はちみつ梅を使った「いわしの梅巻き」

コクハク編集部
更新日:2020-10-31 06:00
投稿日:2020-10-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平尾由加里さんに、ご飯のおかずにもなる「いわしの梅巻き」のレシピを教えていただきました。

魚料理が苦手な人にも

「いわしは手開きでいいんです」と女将。魚を包丁で三枚におろす手間がネックだと思っている人に朗報です。頭を取ってワタを取り出したら、指を入れて開き、親指を身と背骨の間に滑らせ、背骨を外すだけ。

「うちは、はちみつ梅を使っています。はちみつの方が味がまろやかに、身が軟らかくなるような感じがするんですよね」

 同店の味付けは薄めなので、ご飯のおかずにも。いわしが安い時にまとめて作れば、家族にも好評間違いなし。季節に合わせてサンマで代用も可能です。

【材料】

・いわし 2尾
・はちみつ梅 2個
・大葉 3枚
・しょうが 1片
・酒 大さじ3
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ2分の1
・片栗粉 小さじ2分の1
・白ごま 少々

【レシピ】

(1)いわしを手開きし、それぞれ内側に大葉1枚とはちみつ梅をのせて巻き、つまようじで留める。
(2)鍋に1と、しょうがの輪切り、酒、みりん、砂糖、いわしの身が隠れるくらいに水を入れ、煮崩れしないように弱火で20分煮る。
(3)途中で水を足し、最後に水溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
(4)皿に盛り、千切りにした大葉1枚と白ごまをのせる。

本日のダンツマ達人…平尾由加里さん

▽ひらお ゆかり
 北海道北見出身。長年飲食店で腕を振るい、2013年に同店をオープン。北見出身の母や祖母が作ってくれていたおかずをベースにオリジナルのメニューを創作。和服にかっぽう着姿で店に立つ“ススキノの母”。

▽おばんざい屋 まる
 女将の手作りおばんざいが人気の“すすき野の隠れ家”。元すし屋の大将だけが握る“離れ”だったというカウンターには日替わりの大皿が並び、発想豊かなつまみと酒が楽しめる。喫煙率の高い札幌では珍しい全席禁煙。食材には道産品を積極的に使い、栄養を考えたメニュー作りも心がけている。札幌市中央区南六条西4丁目 プラザ6・4ビル 1F。

(日刊ゲンダイ2018年11月17日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「鶏レバーのコンフィと杏ジャム」甘酸っぱいジャムが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「レタスの熱油かけ」いつものレタスが贅沢なおつまみに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
本場では冬の食べ物でも…日本では夏に最適な「和風冷麺」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
「アサリと夏野菜のコリアンダー蒸し」シンプルだけど美味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「カツオチーズ」オリーブオイルは魚の生臭さを消す秘訣!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
無限に食べられる! 暑さで疲れた胃にも優しい「茗荷胡瓜」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、サ...
「トウモロコシのフリット」サクサクの衣の秘密はビール?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「焼きナスのナムル」素材の味を生かして薬念の思想を味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
ワインに合う「キュウリの一本漬け味噌クリームマヨネーズ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「土佐巻」生ニンニクとゆずの風味がクセになる高知の漁師飯
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
在宅ワークごはんを応援#2 鮪とアボカドのアヒポキプレート
 前回の記事では在宅ワークごはんシリーズの「丼もの編」ということで、プルコギ丼をご紹介しました。作ったよ~というお声もた...
ぐっち夫婦 2020-06-22 14:25 フード
豚バラ肉がジューシーで軟らかい!「豚焼きしゃぶ」のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、ボ...
「とり胸肉の低温調理サラダ」ダイエット中でもこれならOK!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「さくらんぼのブルスケッタ」甘味と塩加減がいいあんばい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「鯛そうめん」家庭の残りものが立派なおつまみに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「豚肩ロースロティ~白インゲン豆トマト煮」お酢でさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...