「Clubhouse」で明暗…彼氏ができた人と離婚危機に陥った人

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2021-04-13 06:07
投稿日:2021-04-13 06:00

「クラブハウスが原因で離婚寸前!」男性の泥沼エピソード

 前述の幸せエピソードから一転、結婚して家庭があるなかでクラブハウスにハマってしまった結果、離婚危機に陥ったある男性に話を伺いました。

「テレワークになって、一日中クラブハウスにログインできてしまう環境になったのが良くなかったですね……」

 そう暗い声色で話してくれたのは、マスコミ関連会社勤務のK男さん(45歳)。40歳手前で結婚をし、今では二児のパパでもあります。

「もともとは仕事のリサーチも兼ねて、クラブハウスにちょくちょく出入りようになったんですが、自分が多趣味なこともあり、色んなルームを行き来するうちに、どんどんハマっていきました」

 ジャンルごとにクラブハウス上の仲間もでき、毎週曜日ごとに入るルームのスケジュールも立て込んできて、気づいたらクラブハウスから抜けられない状況になっていたのだそう。これが、通称“クラハ沼”というやつですね。

「ただでさえ、テレワークで僕がずっと家にいることが妻の負担になっていたはずなのに、そのうえクラブハウスで楽しそうに喋っている声が漏れ聞こえると、それはもう相当なストレスになっていたようです」

 子ども二人は、まだ未就学児で手のかかる年頃。寝かしつけの際に、K男さんの笑い声が響いて子どもを起こしてしまったことも多々あったようで、そのたびにものすごく怒られていたそうです。

「そんな笑ってる時間があったら、家事や育児を手伝ってよ!」と、きっと奥さんは思っていたに違いありませんね。

ついに別居へ

 深夜のクラブハウスは、下ネタトークが盛んになりやすい時間です。決して自ら下ネタを話そうと思っていなくとも、会話の流れでそうなってしまったら合わせるしかないという時も、当然あったでしょう。

「夜はいつもイヤホンをして小声で喋っていましたが、それでも妻に聞こえてしまっていたようで……」

 ただでさえ連日のクラブハウス通いにいい気がしていなかったうえに、深夜の下ネタトークを聞いてしまい、ついに奥さんがブチ切れてしまったそうです。

「もういい加減にしてくれる? もうこの家の中でクラブハウスはやらないで!」と奥さんに言われたK男さんは、この日を境にクラブハウスをやる時は実家へ帰ることに。

 すると、自宅に帰るのが週に1、2回に……。さらに怒りを増した奥さんの口から、遂に「離婚」の2文字も出てくるようになってしまいました。ここまできて、やっとK男さんも頭を冷やし始めたようです。

 今ではクラブハウスをやりたい気持ちをぐっと抑え、週末だけ実家に帰っているのだそう。離婚はギリギリ回避か……?

 とはいえ、今年の夏頃にはAndroid版のクラブハウスもリリースされるとの噂があるので、そうなると再び新規のクラブハウスユーザーが増えて、再ブームになる可能性も大いにあり得ます。その時に、K男さんは再びクラハ沼へ引き込まれてしまうのでしょうか?

 クラハ離婚だけは、避けて欲しいと願うばかりです。

距離感を見極めて

 今回取材させていただいたお二方を見てわかる通り、クラブハウスは中毒性が非常に高いSNSです。ハマらなかった人は、とっくにクラハ離れをしていると思いますが、ハマっている人は今もこの瞬間にログインしていることでしょう。

 そのハマり具合が良い方向に進めば、知識が増えたり、人脈が広がって縁があれば恋人ができることもありますが、逆に悪循環に陥ると、仕事への支障や家族・パートナーとの不仲、その果てはクラハ離婚をも引き起こしかねません。

 クラブハウスとのベストな付き合い方を、しっかりと見極めることが大切ですね。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


高級外車男と高級時計男…女性にとってヤバいのはどっち?
 皆さんの周りにも、おそらく一人くらいはいるのではないでしょうか?やたらと高級品を身に着けたがる「高級○○男」。彼らの中...
しめサバ子 2019-04-11 16:42 ラブ
【お菓子作り編・上】ファビュラスな男性はいるのか?
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-13 16:25 ラブ
彼もその気に…イケメンを綺麗な“男の娘”に変身させる方法
 最近は女装をたしなむ男性も増えてきました。華奢な体つきの男性が女装をすると、女性が負けたと思うくらいの美しさを放つこと...
内藤みか 2019-04-01 07:13 ラブ
元嫁は疫病神? “離婚”で人生が好転した男性のコクハク3選
 離婚を推奨する気は毛頭ありませんが、世間には、離婚したことにより、結婚していたころよりも、明確なハッピーを実感している...
並木まき 2019-03-31 14:04 ラブ
あげまん学入門 #1 感情のコントロールで「キレない」女子に
 せっかくお付き合いに発展しても、男性にとって「この女、ないわ」と思われてしまうのは避けたいところ。どうせなら、付き合っ...
しめサバ子 2019-03-30 06:00 ラブ
不倫が怪我の功名に? 夫の罪悪感を吹き飛ばす“妻の奇行”
 浮気をする男だって、人間ですから「妻への罪悪感はない」と言えば嘘になる人が大半。しかし世間には「妻の言動をキッカケに、...
並木まき 2019-03-29 06:00 ラブ
洗面台にはAesopのソープ “美意識高すぎ男子”との疲れる恋
「インスタで見掛けるオシャレカップルに憧れる!」なんて言う女子も多い昨今。映える彼氏にも落とし穴が!? 日本合コン協会...
田中絵音 2019-03-27 06:00 ラブ
婚活女子の“落し穴” これが婚期を逃す「女子力」の上げ方
 結婚につながる恋コラム第2回は、付き合いたい男性をゲット出来ている女性と婚活が長引く女性の「女子力」の上げ方の違いにつ...
山本早織 2019-03-26 06:00 ラブ
彼が来ても安心 “お家デート”で好感度アップの必勝テク3選
 彼が初めてお家に来にくるというイベントは、きっとどこかのタイミングで訪れることでしょう。そんな時こそ、できるだけ彼のあ...
しめサバ子 2019-03-25 08:11 ラブ
女性はここに注意「SNSセクハラ」対策…曖昧な対応は逆効果
 ツイッターやフェイスブックなど、SNSをやっている女性に付き物なのが男性からのセクハラメッセージ。一体どうしたら来なく...
深志美由紀 2019-09-27 06:53 ラブ
おすすめ! FBS福岡放送の「イケメンに告白する」番組が熱い
 地方局の番組もネットで観られる時代となりました。熱の入った良い企画がいろいろありますが、おすすめはGYAO!で視聴でき...
内藤みか 2019-03-22 08:56 ラブ
男性を恐怖に陥れる…「メシマズ女」の背筋が凍る語録3選
 世の中には、いろんな意味での“怖い女”が存在するようです。悪い女なら「魔性の女」などと名誉な称号が与えられる余地もあり...
並木まき 2019-03-22 08:55 ラブ
男子の「支えたい」を刺激する ダメ恋愛エピソードの伝え方
 あなたの周りにもいませんか?「不幸な女子が好き」という男子。  ものすごく貧しかったり、不治の病に冒されたヒロイ...
しめサバ子 2019-03-20 06:00 ラブ
【渋谷編・下】すすきのボーイと二次会へ…男友達ゲット?
 すすきのボーイとスクランブル交差点のTSUTAYAで待ち合わせる。お腹が減っていたので、まずはご飯を食べることになった...
高輪らいあん 2019-05-13 16:26 ラブ
超年上女性を彼女にするのはこんなタイプの男性なんです!
 最近は男性が年上の女性と交際することが目につきます。女性が30〜40代で男性が20代というカップルなど、年の差が10歳...
内藤みか 2021-04-24 08:00 ラブ
高身長男性に惹かれる女性必読 「ウドの大木」にご注意を
 結婚相談所の書類にある「身長」を書く欄。相手を選ぶ時に、背の高さを条件にする女性がいまだ多いということでしょう。でも、...
孔井嘉乃 2019-03-18 17:24 ラブ