ズボラさんも大喜び
10月も半ばになり急に冷え込むようになってきました。体調を崩しがちな季節の変わり目はしっかりと野菜を食べて免疫力を上げたいですよね。とはいえ、毎日料理するのは面倒くさい……。ええ、ズボラですとも。「面倒くさい」って、人生で一番使っている言葉だと思う。
そんな時に便利なのが、万能常備菜の「野菜の重ね煮」です。
順序良く重ねることで食材が調和するとな
作り方はとっても簡単。好みの野菜をお鍋の中に重ねて塩を加えて煮るだけ。水は使わず、野菜の水分だけで調理するので蒸すというイメージの方が近いかもしれません。コツは野菜の重ね方です。下から順番に
きのこ類→海藻類→果菜類→葉物類→いも類→根菜類の順番で重ねます。
なんでも東洋ではすべての食材に対し陰と陽があり、陰陽それぞれの野菜を鍋の中に順序良く重ねて入れることで、食材が調和するのだそう。「野菜の重ね煮」は、食養料理家の小川法慶先生によって考案された調理方法とのことです。
今回は冷蔵庫にあったキノコ、タマネギ、ニンジンの3種類で作ってみようと思います。
3. 薄切りにしたタマネギを入れる
5. 上からてのひらで軽く押し平たくする
6. 塩をひとつまみ振りかけたら蓋をして弱火で煮る
7. 野菜のいい香りがして来たらできあがり
ニンジンを千切りにするのがちょっと手間なくらいであとは基本的に放置です。野菜同士で勝手においしくなってくれます。
分量は適当です(キリッ)! それぞれ好みのバランスでどうぞ。ちなみに、筆者はタマネギが大好きなのでいつも多めに入れています。
野菜の水分を使うので、蒸気が逃げないようにしっかりと密封できる蓋を選んでくださいね。
鍋に入れたまま粗熱が取れるまでほったらかしにし、その後、優しくかき混ぜて素材をミックスさせてから大きめのタッパーに入れて保存。冷蔵庫で5日ほど持ちます。小分けにして冷凍庫で保存するのもアリです。
あなた好みにアレンジを
勿論そのまま食べてもおいしいのですが、アレンジが利くのが「野菜の重ね煮」のよいところ。
塩茹でして、つぶしたジャガイモと混ぜれば、あっという間にポテトサラダに大変身。
野菜のうまみがたっぷりなので、マヨネーズや卵を加えなくてもおいしくいただけます。カロリー大幅カットでとってもヘルシー。
お味噌汁もおすすめです。出汁を取る必要がないので時短にもなります。みじん切りにして、ハンバーグやカレーに入れてもいいですよー。
手軽にたっぷり栄養が取れる「野菜の重ね煮」。ぜひお試しくださいませ。
(編集K)
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