激辛からの卒業? ペヤング新商品を実食 2021.10.27(水)

コクハク編集部
更新日:2023-04-17 20:44
投稿日:2021-10-27 06:00
 なんということでしょう! まるか食品さんがまたしても新商品をリリースしました。その名も「社員が思う一番美味しい辛さ」。10月19日からローソンにて先行発売中です。

「それな」と「いまさら?」の嵐

 商品名、長すぎへん? そんで結局何味やねん? と思わず突っ込んでしまいました。

 まるか食品さんのHPによると、

「ペヤングの激辛では辛すぎる」という声を受け開発した、「旨さ」と「辛さ」を兼ね備えた商品です。辛さの中にも旨味をしっかりと感じられることが特徴となっており、超大盛サイズで食べ応えの仕上がりです。

 とのこと。全身全霊で「それな」とうなずきました。そして「いまさら?」とも。

 思えば筆者は「極激辛シリーズ」に、散々泣かされてきました。凶暴な辛さはもはや食品の域を超えており、涙と鼻水にまみれながら「ペヤング社員さんらは、ほんまにこれ食うたんか?」と疑問に思ったものです。

 普通、試作の時点でこんなに辛かったら止めるやろ。止めておこうって言うやろ。買うやつおらんで? って言うわ! まあ、買いましたけども。

 そんなペヤング社員が「一番美味しいと思う辛さ」というなら、食べてみようじゃないか!

ソースのビジュアルに変化が!

 早速開けてみると、ソースとかやくのコンビがこんにちは。

 しかーし、今回のソースは装いも新た。極激辛シリーズではおなじみの、警告感あふれる「ド派手カラー×黒」ではございません。

よみがえる「ペヤングW獄激辛」の悲劇

 透明の袋には何やら深紅の液体が入っていますね。見える化の動きはこんなところにまで波及しているのでしょうか。かなり辛そうな色合いをしています。大丈夫かいな?

 今回も恐ろしいことに「超大盛」。脳裏に「ペヤングW獄激辛」の悲劇がよみがえります。

 あの時は、辛いし、量は多いしでひどい目にあいました。

 もし、この「社員が思う一番美味しい辛さ」がものすごく辛かったらどうしよう……。しかし、ここまで来ては後には引けません。ペヤング社員さんの味覚を信じるのみ!

 不安を抱えながら、お湯をそそぎ3分。おそるおそる、ソースをかけてみます。

 あれ? 極激辛シリーズ特有の刺激臭がしません。かけてみた感触もなんだかサラサラと軽やかです。これは、イケるかもよ!

いざ、実食!

 いただきます。

 うん、うん、うん。なるほどね。ふむふむ。

 おいしい!!!

 豆板醬の効いた味噌風味で、めっちゃめちゃ食べやすいです。ちょっとピりっとするけど、それがまた癖になるお味です。

 喉が飲み込むことを拒否した極激辛シリーズがウソのよう。するすると入っていきます。

 これだよ、こういうのだよ! わざわざ味変をしなくても、そのままの味を楽しめる……これこそが「ペヤング」なんだよ。

 ああ、なんだかペヤングを抱きしめてあげたくなってきました。

「無理してとがらなくてもいいんだよ。あなたはそのままで十分おいしいんだから。大丈夫、ペヤング。自信持って! 大好きだよ♡」と言ってあげたい。

そして新たな疑問

 とまあ、「社員が一番おいしいと思う辛さ」の看板に偽りはありませんでした。ならば、獄辛シリーズは社員の美味ランキングの何位なのか気になりますけどね。

 そして、さらに新たな疑問。

 ていうか、量多すぎん? こちらのカロリーはなんと1078キロカロリー。成人女性(30〜49歳)の一日の平均摂取カロリーとされる1750キロカロリーに迫ってきてるし。なぜ、通常サイズにしなかったのだろうか。完食したけどさー。

 食べれば食べるほど、謎が深まる「ペヤング」シリーズ。ますます目が離せません!

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「超時短な味玉ニラ玉!」即席で味が染みた煮卵風おつまみ卵
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
バゲットで「新じゃがとバジルとブルーチーズのジェノバ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「アサリと豚肉のアレンテージョ」酒蒸しでうま味がぎゅっ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「親子丼のアタマ」基本を押さえて料理のアレンジ自由自在
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
「新ショウガのマリネ~きんぴら風~」ピリ辛がくせになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「ツナとほうれん草のオムレット」ワインが進む濃厚な一枚
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「ペポーゾ」肉好きの酒好きに最適 イタリアの牛スネ煮込み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「あさりの白ワイン蒸し」余ったスープで締めはパスタに!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
在宅ワークごはんを応援#1 豚バラプルコギ丼で元気チャージ
 在宅ワークが増えているため、自炊する機会も多くなったのではないでしょうか? そこでぐっち夫婦が在宅ワークにぴったりのご...
ぐっち夫婦 2020-06-07 11:42 フード
「ビーフテプス」エチオピアの肉野菜炒めはニンニクが決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
「ニンジンのラペ」プロっぽい仕上がりを叶える2つのコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「アジのタタキ」知ってた? 青魚とナスは相性抜群のコンビ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「冷やしトマト」スパークリングワインのジュレでさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「ポッロ・フリット」イタリア唐揚げは“一夜漬け”で仕込む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「エビとパクチーと海苔のさつま揚げ」アツアツを食べる幸せ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「サバの干物のエスカベッシュ」仏風の南蛮漬けでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...