結婚前提のはずがもう3年 口ばかりの恋人に爆発寸前の女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-02-05 06:00
投稿日:2022-02-05 06:00

1年後には結婚できると思ったのに

 しかも、樹里さんがトモヤさんに対してもっとも許せないと感じているのは、交際のスタンスすらも、いつの間にか変えられてしまったことだそう。

「付き合うとき、“結婚前提”で交際を始めたはずなんです。私は結婚願望が強く、トモヤと出会ったのも、いわゆる婚活パーティーでした。

 トモヤが頻繁に連絡をしてくるようになって、気持ちを打ち明けてくれたときに、私ははっきりと『30歳までに結婚したいから、結婚前提で付き合うなら付き合いたい』と言ったんですよね。それに対してトモヤは『もちろん!』と返事をしました。

 だから私は、交際1年程度で結婚に進むんだろうと思っていたのに、気づけばもう3年目なんですよ」

 ふたりのあいだで特別な話し合いはなく、気づけば“スタンスが変えられていた”と、樹里さんは不満です。トモヤさんに対して直接「私たち、どうするの?」と尋ねたことも1度や2度ではないそうですが、そのたびに「まだ結婚は早くない?」と否定をされ、時間ばかりが過ぎてしまったとのこと。

性格? もう待ってるわけにはいかないのに

「彼は日常的にも、言っていることとやっていることが違うってことが多すぎるし、性格なんですかね? だけど、結婚に関しては、私ももう年齢的にいい加減に次に進みたいっていうのがあるので、いつまでもトモヤを待っているわけにもいかないかなって感じです。

 別れようと考えたこともあるんです。だけど、そうなると私の3年間ってなんだったのよって思うし、トモヤが責任をとってくれるのが一番なんですよね。

 男なら、言ったことをちゃんと守ってよ! って思ってしまう私は古い価値観の持ち主なんでしょうか……? 彼がなんで、言ったことをきちんとやらないのか、その理由が知りたいです。私にはまったく理解不能なので……」

 いわゆる朝令暮改的な彼氏の言動に悩み続けてきたという樹里さん。トモヤさんへの気持ちがあるから我慢を重ねたけれど、それももう限界に近いと苦しんでいます。

 では、恋人であるトモヤさんは、自分の言動についてどう捉えているのでしょうか? 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“飲み会でカシオレを頼むとモテる”は古い? 都市伝説を検証
「飲み会でカシオレを頼むとモテる」そんな、カシオレ神話を知っていますか?調べたら「カシオレは古い!時代はカルアミルクだ!...
孔井嘉乃 2019-04-19 06:00 ラブ
離婚したくなる夫は年収1500万円超…その事実の裏に潜むもの
 結婚相手の年収や仕事の内容って、「恋愛はお金じゃない」と言いながらも、やっぱり気になるポイントですよね?そうしたパート...
しめサバ子 2019-04-19 06:00 ラブ
「妻からの疑惑の目」をすり抜ける 浮気男のナナメ上な奇策
 浮気をしている男たちは、あの手この手で妻や彼女にバレないよう画策をしているようです。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な...
並木まき 2019-04-18 06:00 ラブ
突如現れた進撃の「ポリアモリー」 “奇行種”に気をつけろ!
 あなたは「ポリアモリー」をご存知ですか?カップルがお互いの合意のもと複数の恋人を持つ――そんな関係のことを指す言葉がポ...
しめサバ子 2019-05-01 17:44 ラブ
【募集】「メス力」神崎メリさんに男女の恋愛相談しませんか
電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんに...
「3食昼寝付き」の勝ち組主婦が一瞬で負け組に転落したお話
「3食昼寝付き」で、勝ち組結婚を果たしたように見える主婦でも、ひょんなことから負け組に転落するケースもあります。  魑...
並木まき 2019-04-16 06:00 ラブ
高年収男子をゲットする方法…求められるのは「安心感」です
 こんにちは、結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。「結婚につながる恋コラム」第3回は、高年収男子をゲットする方...
山本早織 2019-04-16 06:00 ラブ
どこからが恋? 心理から読み解く“女性が恋に落ちる瞬間”
 なんとなく気になる男性が現れた時、「これは恋なの?」と自分に問いた経験がある方は多いはず。頭で理解した上で行動に移りた...
孔井嘉乃 2019-04-15 06:00 ラブ
【日本橋編】個室ラウンジコンへ参戦 “IT地蔵オトコ”に警戒
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-13 16:23 ラブ
新種「プレゼン合コン」で彼氏を作れる? 現場潜入レポート
 春の訪れを感じさせる3月末日、東京・東池袋にて「プレゼン合コン」なる聞き慣れないイベントが開催されました。情報をキャッ...
しめサバ子 2019-04-13 06:00 ラブ
わずか7日で構築された支配のパターン 美沙さんのケース#1
 最近、30代~40代の女性にまとわりついて苦しめるモラハラ男が増えています。  女の稼ぎをアテにするヒモ男や、女に依...
神田つばき 2020-01-11 07:08 ラブ
一見ハイスペでも…結婚できない「乙女おじさん」のタイプ
 一見すると、結婚相手として条件が揃っているような中年の男性が独身である場合「乙女おじさん」である可能性も潜みます。独身...
並木まき 2019-04-10 06:00 ラブ
45歳バツイチ男に“オバサン呼ばわり”されたアラサー女の悲劇
 女も30を過ぎるとシビアな婚活情勢をひしひしと感じるようになって、それまで目もくれていなかった「バツ有り男」も一気に視...
田中絵音 2019-04-09 06:00 ラブ
上品だから好き 年下男性が焦がれる熟女の“3種の神器”はコレ
 超年上を好む年下男子が増加中です。若くてイケメンでも30代や40代の女性とデートしたがるという不思議な現象が起きていま...
内藤みか 2019-05-29 16:39 ラブ
恋愛強者になるための最強の学問は“PDCA”と“統計学”である
 ビジネス書の世界では「PDCA」と「統計学」が大流行しています。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Chec...
しめサバ子 2019-04-11 13:49 ラブ
【お菓子作り編・下】持参するエプロンには注意が必要
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-13 16:24 ラブ