「じゃがいものシャキシャキ炒め」食感を楽しむエスニック風

コクハク編集部
更新日:2022-10-31 06:00
投稿日:2022-10-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、エスニックな香りの「じゃがいものシャキシャキ炒め」のレシピを教えていただきました。

細ければ細いほどおいしくなる

 みんな大好きなじゃがいもをシャキシャキに炒めた、食感も楽しめるエスニック風料理です。

「じゃがいもを千切りにすることで、シャキシャキ感が増します。細ければ細いほどおいしくなるので、スライサーやベンリナーを使うといいですね。水にさらし、初めはでんぷん質が入っているので濁りますが、水が透明になれば、下準備はOKです」

 ナンプラーはそのままだとクセのあるにおいがしますが、炒めることで香りが立ち、うま味が増します。以前は醤油を使っていたそうですが、ナンプラーを使うことで、エスニック風な料理に変身。調理する際の注意は、炒め過ぎないこと。

「なるべく生に近い状態で食べて欲しいので、3、4分、さっと炒めて下さい。炒め過ぎるとベタベタな仕上がりになってしまいます。じゃがいもを薄く切れば切るほど、炒める時間も短縮できます」

 エスニックな香りとシャキシャキしたじゃがいもの食感が、ビールととてもよく合います。

【材料】

・じゃがいも 1個
・長ネギ 適量
・一味 適量
・卵 2個
・塩、コショウ 適量
・ナンプラー 適量

【レシピ】

(1)千切りにしたじゃがいもを水にさらす。

(2)チャーハンを作るときのように、熱したフライパンで卵を軽く炒めて、取り出しておく。

(3)水が透明になったらじゃがいもを炒め、長ネギ、塩、コショウ、一味、ナンプラーを入れ、最後に卵と絡める。

本日のダンツマ達人…吉田正則さん

▽吉田正則(よしだ・まさのり)
 鶏肉店と焼き鳥店を営む父親の後ろ姿を見て料理人を志す。高校卒業後、18歳で洋食店で料理を学び、その後、和食やとんかつ店など、さまざまなジャンルで修業を重ね、3年前から現在の店で店長兼料理人を務めている。

▽串粋(KUSHISUI)
 1980年に東京・田町で創業。サラリーマン、OL、主婦らに愛され、7年前、現在の場所に移転。ランチは5種類で貴重な白レバーを焼き上げた数量限定の「レバー入り鶏重」(1000円)が1番人気。その他、「鶏重」「そぼろ天玉丼」「せせり鶏込玉丼」「カレー鶏丼」があり、選ぶのに迷うほど。夜は1800円(焼き鳥)、2000円(創作串6本)、3000円(創作串10本)の3つのコースがあり、すべて前菜、食事付き。

東京都中央区新川2-7-7

(日刊ゲンダイ2020年7月24日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


ほっぺた落ちる「鶏そぼろ」で温玉うどん♡ 2021.10.6(水)
 デジタル大辞泉によると、 【ほっぺたが落ちる】たいへんおいしいことを表す言葉。ほおが落ちる。  そうなんで...
「ちりめんじゃこ山椒煮」丁寧に極力時間をかけて煮詰める
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「半熟!味付きうずらの卵焼き」極意は“お湯で温めておく”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「コンビネーションカレー炒め」予約の取れない店のまかない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「鶏すき焼きの黄金比のたれ」コクとうま味の秘密はザラメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
甘くて香ばしい「海老芋の唐揚げ」思わず笑みがこぼれます
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんな...
「鶏そぼろ豆腐」プロの仕上がりに少しでも近づける技とは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の人気焼き鳥店「鳥田中」の田中惣一...
「豚肩ロースで作るふわトロ角煮」煮込み1時間の時短レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
色鮮やか!「季節野菜のピクルス」は下準備とスパイスが肝
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
大人のティラミス 2021.9.24(金)
 今回は「大人のティラミス」レシピを紹介していきたいと思います! 前回のアマトリチャーナに引き続き、本格イタリアンのお料...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」茹で時間は1、2分でOK
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
「たっぷりキノコのアヒージョ」キノコは“事前に冷凍”がコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
「ジャガイモのアンチョビーマヨネーズ」至福の無限ループ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ピーマンと豚肉好きにはたまらないレシピ 2021.9.21(火)
 この夏、ピーマンの料理をたくさん食べました。一時期、台風などの悪天候が重なり高騰したこともありましたが、それでも手頃で...
ふんわりホットケーキの作り方  2021.9.19(日)
 毎回なんとなーく焼いてしまっているホットケーキ。ふと、メーカーの最新レシピを読んでみると、いつもの焼き方がすでに古くな...