「アスパラの肉巻き」今が旬の食材でおいしく疲労回復を

コクハク編集部
更新日:2019-07-02 13:05
投稿日:2019-05-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さんに、疲労回復にぴったりな「アスパラの肉巻き」のレシピを教えていただきました。

豚バラの肉汁とアスパラの甘みがほとばしる

 アスパラガスはまさに今が旬の食材。ビタミンなどの栄養が豊富で、タンパク質に含まれる成分「アスパラギン酸」には疲労回復効果があります。

 今回は、焼き鳥店などでも人気のアスパラ肉巻きをフライにした簡単おつまみをご紹介。

「アスパラは、なるべく太くて長いものを選んでください。細くて短い種類のものは、炒め物などにはいいですが、今回の料理にはあまり向いていません。太いアスパラは、豚肉を巻きやすいだけでなく、細いものよりも軟らかくて、ジューシーなんです」

 勧められるまま、アツアツの一本をほお張ると、サクッとした衣の中から豚バラの肉汁とアスパラの甘味が口いっぱいに広がります。そこへ、キンキンに冷えたビールを流し込むと…もう、たまらないっ!

 趣向を凝らした料理もいいけれど、簡単調理で素材の味をシンプルに味わえるのが今井さんのおつまみの原理原則。“おふくろの味”に感謝です。

【材料】

・グリーンアスパラガス  2本
・豚バラ肉の薄切り 2枚
・塩コショウ 少々
・小麦粉 適量
・卵 1個
・パン粉 適量
・マヨネーズ 適量

【レシピ】

 

1. 薄切り豚バラ肉に塩コショウをかける。
2. アスパラの穂先側から肉をらせん状に巻いていく。茎の下部は持ち手にするため、あけておく。
3. 肉を巻いたアスパラに小麦粉をまぶす。
4. 溶き卵を薄く塗り、まんべんなくパン粉をつける。
5. 約170度の油で3分間ほど転がしながら揚げる。
6. 器に盛り、マヨネーズをかけて出来上がり。

本日のダンツマ達人…今井恵子さん

▽いまい・けいこ
 福島県出身。上京後、銀座や渋谷などで飲食店を経営したのち、高田馬場にもつ焼き店「とんちゃん」をオープン。約20年間、多くのファンに愛され、数々のメディアにも取り上げられた。
 2012年、“最後にゆっくり自慢の家庭料理を提供したい”という思いから、千駄ケ谷に「台楽おおた」をオープン。

▼台楽おおた
 ちょっと風変わりな店名は「台所が楽しい」の略と、女将の旧姓を組み合わせたもの。文字通り、台所好きの女将が作る家庭料理は、食べる側も楽しい気分になる心温まるメニューがズラリ。銀だらの西京焼きを定番とした週替わりメニューや新鮮な刺し身も人気。
東京都渋谷区千駄ケ谷4―10―5
℡03・5411・0566
営業時間18~23時(日曜・祝日、第3土曜定休)

(日刊ゲンダイ2018年5月19日付記事を再編集)

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