てんこ盛りが美味しい「ザワークラウトのチーズトースト」

コクハク編集部
更新日:2019-09-25 06:00
投稿日:2019-09-25 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワインセラー ローゼンタール」の島田由美子さんに、ボリュームたっぷり「ザワークラウトのチーズトースト」のレシピを教えていただきました。

これぞドイツ版男子のおやつ

 島田さんいわく「ドイツ的“男子のおやつ”みたいな感じでしょうか」。

 確かに、マスタード、ザワークラウト、ソーセージ、そしてチーズの組み合わせは、ジャーマンドッグのオープンサンド版。合わせるお酒は、これはもうビール以外にはないでしょう。

「のど越しのいいキレのあるドラフト系より、コクのあるクリーミーなスタウト系ビールがいいと思います。小腹がすいた夜中にゆっくり飲みながら食べるイメージですね」

 ザワークラウトもチーズも、こぼれ落ちそうなくらいてんこ盛りにするのがポイントで、「何分焼くとかではなく、チーズの溶け具合やパンの焦げ具合を見て、自分が“おいしそうだな”と感じたときが出来上がりのタイミングです」

 せっかくお酒を飲んでいい気分になっているときに、「油まみれになった手を洗いに席を立つのは嫌なので」とオイルは塗らず、マスタードのみ。自ら「酒飲みですから」と言うだけに、酒飲みの気持ちをしかと心得ていらっしゃいます。

 ソーセージがなければ生ハムでもサラミでも。バゲットがなければ食パンでもお餅でも油揚げでも、家にあるものでいいとのこと。

「つまみは何でもあり。力を抜いて、気張らず作るからこそ楽しいし、おいしいのだと思います」

【材料】

スライスしたバゲット(または好みのパン)  食べたい分だけ
好みのソーセージ
ザワークラウト
とろけるチーズ
粒マスタード
黒こしょう 各適量

【作り方】

1. パンに粒マスタードを塗り、スライスしたソーセージ、ザワークラウト、とろけるチーズの順に好みの量をのせる。
2. トースターまたは200度に予熱したオーブンで10分ほど焼く。チーズが溶けておいしそうな焼き色がついたら、黒こしょうをたっぷりひく。

本日のダンツマ達人…島田由美子さん

▽しまだ・ゆみこ
 神奈川県相模原市出身。大学卒業後、出版社に2年間勤務の後、フランスに1年遊学。帰国後、ワイン雑誌の編集に3年間携わった後、2003年から「ワインセラー ローゼンタール」の店長となる。15年からオーナー。

▼ワインセラー ローゼンタール
 JR新橋駅銀座口から徒歩7分。ドイツワインと、自家菜園から届く季節の野菜料理が楽しめる大人の気楽な談話室。季節のフェアや月に1度ワイン会も開催。東京都中央区銀座8―7―11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8階 営業時間18時半~23時 日曜・祝日定休 
℡03・3574・8758

(日刊ゲンダイ2017年10月19日付記事を編集)

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