クルミの食感が楽しい「アボカドとクルミのマスカルポーネ」

コクハク編集部
更新日:2019-09-29 06:00
投稿日:2019-09-29 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・鶯谷の居酒屋「根岸 川木屋」の川木一伸さんに、濃厚食材とクルミのカリッとした食感が楽しい「アボカドとクルミのマスカルポーネ」のレシピを教えていただきました。

ねっとり濃厚な食感にカリッのアクセント

 ほんのりとした甘味を感じられるマスカルポーネは、ねっとりと濃厚な食感が特徴のクリームチーズ。塩分が少ないので、ティラミス、チーズケーキ、ムースといったデザートに使われることが多いそうです。原産はイタリアですが、川木さんは「いろいろ試してみたんですが、『雪印北海道100マスカルポーネ』が一番合いますね」とのこと。

 合わせるアボカドも「森のバター」と呼ばれる濃厚な食材。カリフォルニアロールの具材などに使われ、醤油との相性もばっちり。甘じょっぱいつくだ煮とも合いますよ。そこにカリッという歯応えのクルミを加えるところに、食感のアクセントにこだわる川木さんらしさを感じます。

「ほかの店に食べに行った時、マスカルポーネとアボカドに甘納豆を合わせたメニューがあったんです。それもおいしかったんですが、食感が似通った食材ばかりで、ナッツ類の方が面白いと思ったんですね」

 豊かな味わいのウイスキーと一緒にどうぞ。

【材料】

・アボカド  2分の1個
・マスカルポーネチーズ 大さじ3
・クルミとコウナゴのつくだ煮 アボカドの3分の1の量

【作り方】

1. ボウルにアボカド、マスカルポーネチーズ、クルミとコウナゴのつくだ煮を入れ、混ぜ合わせる。
2. 皿にバルサミコソース(分量外)を細いラインを書くように敷き、①を盛り付ける。

※バルサミコソースの作り方 
 小鍋にバルサミコ酢と蜂蜜(3対1の割合)を入れて弱火にかけ、3分の1の量になるまで30分ほど煮詰める。火からおろすタイミングを間違えると、ソースが緩くなったり硬くなったりするので慎重に。

本日のダンツマ達人…川木一伸さん

▽かわき・かずのぶ
 1963(昭和38)年10月1日、東京生まれ。大卒後、8年間のサラリーマン生活を経て、父親が始めた「西日暮里 鳥のぶ」を引き継ぐ。新鮮な地鶏の刺し身と一年中食べられる生かきが評判となり、同店を予約の取れない人気店に押し上げた。

▽根岸 川木屋
 日本酒をメインにした「西日暮里 鳥のぶ」の2号店。本店で評判の「地鶏刺六点盛合せ」「生かき」のほか、鮮魚の刺し身、バルサミコ酢やゴルゴンゾーラをソースに使った創作料理などで左党を魅了する。締めのカツサンド、パスタも絶品。
台東区根岸3―11―5
℡03・6883・3344

(日刊ゲンダイ2017年11月28日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


イタリアンな「魚介のサラダ」時短&失敗ナシなのに主役級!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「ニンジンのサラダ クミン風味」カレー風味の“なます”です
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
和食の基本と潔さ 手間をかけただけおいしくなる「煮ガキ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「サバのフリッタータ」本場のオムレツをサバ味噌煮缶で作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「鶏モモ肉のロースト大葉とゆずの香り」皮のパリパリ食感!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「握り寿司に見立てたリゾット」見た目と味のギャップに驚く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
おいしい季節到来!何度も作りたい☆ほっこり白菜の卵とじ
 白菜がスーパーの軒先や棚にたくさん並び始めましたね。特に鍋で活躍する白菜ですが、今回はぐっち家で何度も作るおいしい白菜...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:20 フード
「イチジクとイワシの白和え」スパークリングワインのお供に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
週末に作り置きしたい「肉シューマイ」は赤ワインと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
パン粉いらずで簡単「牡蠣のピカタ ブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「ハスとザーサイ炒め」レンコンはおつまみ界の優等生食材
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「肉みそピーマン」しょうがの効いた肉みそはアレンジ万能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「きのこのオーブンオムレツ」いつものキノコが特別な味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
「シャキシャキのネギまみれ」おいしい、簡単、手間いらず!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
まるでレストラン!彩り野菜を添えた「牛肉とナスの巻き物」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
手開きで包丁いらず!はちみつ梅を使った「いわしの梅巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...