コンビニチキンにかけるだけ…究極のお手軽「棒々鶏」レシピ

コクハク編集部
更新日:2019-10-13 06:00
投稿日:2019-10-13 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに、コンビニの蒸し鶏を使ったカンタン「棒々鶏」のレシピを教えていただきました。

市販品に一手間かけるだけ

「今はコンビニでも、蒸し鶏が売っていますよね。それも、やり方次第で簡単においしくできるんです」

 とは唐料理長。少しでも手間を省きたい、ありあわせで間に合わせたいといったズボラ女子にはうってつけです。

 棒々鶏の具に使うのはなんと、コンビニのサラダチキン。低カロリー、高タンパクの「ダイエット食品」として人気だが、これを一品料理に昇華させようというのだから驚きです。

 そこで必要なのがタレ。サラダチキンを袋から取り出し、水でスープを洗い流します。それを細切りにしたあと、醤油とカツオの顆粒ダシを混ぜたタレをかけるのだそう。

 火を使わず、作業といえばせいぜい、鶏を切るだけ。しかし、顆粒ダシの風味が効いた醤油ダレで、実にお酒が進みます。紹興酒もいいし、赤ワインも合いそうです。

 棒々鶏といえばゴマダレが一般的ですが、酒のアテにするにはこの醤油ダレの方がぴったり。

 ヘルシーなサラダチキンが、ちょっとの手間でお酒を飲むための鶏に早変わり。早く飲みたーい!なんて時にもどうぞ。

【材料】

・コンビニの蒸し鶏 1個
・カツオの顆粒ダシ 適量
・醤油 適量

【レシピ】

 蒸し鶏のスープを洗い流して細切りにしたあと、ダシと醤油を混ぜたタレをかけるだけ。

 好みによってラー油などを使ってもいい。

本日のダンツマ達人…唐子庭さん

▽とう・してい
 1947年、広東省珠海市出身。プリンスホテル系列で中華料理長を歴任し、91年にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの「中国料理 カリュウ」初代料理長に就任。世界屈指のチャイナタウン、横浜中華街を擁する横浜ならではのバリエーション豊富な料理が得意。

▽壱龍釜
 日本における広東焼き物料理の第一人者、横尾博志氏がプロデュースし昨年12月に開店。横尾氏のレシピを基に作られた広東料理を中心にさまざまな本格中華が楽しめる。店名の由来となった世界に1つだけの特注釜は、焼き物の出来上がりが違うと評判。春雨を使った「麻辣湯(マーラータン)」は女性にも人気。
神奈川県横浜市南区浦舟町1―8
℡045・309・8286

(日刊ゲンダイ2018年2月23日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「菜の花の昆布締め」染み込んだ出汁とほんのりした苦み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
テンメンジャンを使った「マグロユッケ」甘めの優しい味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
「新玉ネギの和風ビネグレットサラダ」煮切り醤油でコク出し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
ポテサラ風に食べる「おからサラダ」はヘルシーおつまみ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「キュウリとミョウガのシードル漬物」これはオトナの浅漬け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
豆腐でエスニック!?何度でも作りたくなるヘルシーサラダ♡
 今回はおうちで簡単に作ることができるエスニックサラダをご紹介! 豆腐を使っているのでヘルシーに仕上がっているのもうれし...
ぐっち夫婦 2020-04-25 18:02 フード
春を感じる上品な濃厚さ「蛤と菜の花と大麦のヴァポーレ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
スイーツ好き店主が作る華やかな「ガナッシュタルト仕立て」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「レンコンくわ焼き」皆が大好きな人気メニューを組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、紅し...
「里芋のエビあんかけ」宝石箱のイメージで盛り付けて♪
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
アンチョビー感覚で「サバのへしことブロッコリーの炒め」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「菜の花のゴマクミン和え」スパイスふりかけがアクセント
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
「ホタテ貝柱のフリット」ブロッコリーとの黄金の組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「焼き油揚げとエノキの中華和え」歯ざわりも楽しめる一品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
「鶏レバーの玉ネギソース炒め」レバーが苦手な人でも大丈夫
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
「鯛の竜田揚げ」お酒好きの店主が考案した理想のおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...