「ししとうと塩昆布のクリームチーズ和え」意外な組み合わせ

コクハク編集部
更新日:2020-06-27 06:00
投稿日:2020-06-27 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸山大輔さんに、日本酒や白ワインに合わせたい「ししとうと塩昆布のクリームチーズ和え」のレシピを教えていただきました。

和食っぽくもあり、洋食っぽくもある

 ししとうとクリームチーズとは、あまり見かけない組み合わせですが、抜群に日本酒と白ワインに合うとのこと。

「ししとうに火を通して熱々の状態で、クリームチーズと合わせると、チーズが溶けて、ししとうがウマ味で覆われるんですよ」

 そこに塩昆布、仕上げにカツオ節を加えると……まるでウマ味の三重奏。和食定番のウマ味成分に、チーズがアクセントなのでしょうか。和食っぽくもあり、洋風っぽくもあります。だから、日本酒とも白ワインとも相性がいいんですね。

「香りづけにゴマ油を少々と醤油を2、3滴垂らすのが、よりおいしく食べるコツっす」

 手軽で絶品の一皿を再現すべく、スーパーに向かうと、残念!ししとうは売り切れでした。そこで、万願寺唐辛子で同じようにやってみると、同じような仕上がりになりました。ししとうはそのまま炒めますが、万願寺唐辛子は大きいので、小さく切ってから炒める方が食べやすいですよ。持ちよりのパーティーでこれを振る舞えば、株が上がること請け合いです。

【材料】

・ししとう 10本
・塩昆布  大さじ1杯
・クリームチーズ 20グラム
・サラダ油 適量
・ゴマ油 少々
・醤油 数滴
・カツオ節 適量

【レシピ】

1. ししとうは、つまようじなどで穴を開けてから、サラダ油で炒める。
2. ししとうに火が通ったら、熱々のうちにボウルに移し、塩昆布とクリームチーズを加え、和える。
3. 2を皿に盛りつけたらゴマ油を少々垂らして、醤油を数滴。
4. 3にカツオ節をのせたら出来上がり。

本日のダンツマ達人…丸山大輔さん

▽丸山大輔(まるやま・だいすけ)

 熊本県出身。上京して14年、人気居酒屋で腕を磨く。笑顔を絶やさない接客で、常連客には「ヤマさん」の愛称で親しまれる。

▽IZAKAYA P/man

 店内の熟成庫で宮崎牛や国産豚を熟成。そんな熟成肉をグリルした盛り合わせが名物。自家製ソーセージは、店名の通りピーマンに包んで、ピーマンの肉詰め風に食べる。渋谷ストリーム近くの人気店。渋谷区渋谷3―22―11 1階&2階。

(日刊ゲンダイ2019年9月25日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


イタリアンな「魚介のサラダ」時短&失敗ナシなのに主役級!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「ニンジンのサラダ クミン風味」カレー風味の“なます”です
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
和食の基本と潔さ 手間をかけただけおいしくなる「煮ガキ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「サバのフリッタータ」本場のオムレツをサバ味噌煮缶で作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「鶏モモ肉のロースト大葉とゆずの香り」皮のパリパリ食感!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「握り寿司に見立てたリゾット」見た目と味のギャップに驚く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
おいしい季節到来!何度も作りたい☆ほっこり白菜の卵とじ
 白菜がスーパーの軒先や棚にたくさん並び始めましたね。特に鍋で活躍する白菜ですが、今回はぐっち家で何度も作るおいしい白菜...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:20 フード
「イチジクとイワシの白和え」スパークリングワインのお供に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
週末に作り置きしたい「肉シューマイ」は赤ワインと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
パン粉いらずで簡単「牡蠣のピカタ ブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「ハスとザーサイ炒め」レンコンはおつまみ界の優等生食材
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「肉みそピーマン」しょうがの効いた肉みそはアレンジ万能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「きのこのオーブンオムレツ」いつものキノコが特別な味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
「シャキシャキのネギまみれ」おいしい、簡単、手間いらず!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
まるでレストラン!彩り野菜を添えた「牛肉とナスの巻き物」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
手開きで包丁いらず!はちみつ梅を使った「いわしの梅巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...