「カボチャの煮物」炊き込みご飯でリメーク 2022.3.30(水)

コクハク編集部
更新日:2022-03-30 06:00
投稿日:2022-03-30 06:00

カボチャの煮汁が残ってしまう問題

 多分に漏れず、「芋栗南瓜(いもくりなんきん)」が好きな女です。秋の味覚といわれるそれらの中でも、カボチャは一年中、スーパーに並んでいる頼もしいヤツ。国産のカボチャを見かけると買ってきては塩と砂糖と水でコトコト煮て、数日間かけてちまちまと食べるひとり暮らしの女です。

 そして、毎回おいしくいただくわけですが、実に悩ましいのが、煮汁。鍋や保存容器に残った煮汁を見るたびにもったいないなあと思うわけです。

炊き込みご飯にしよう!

 食材のうま味が出ている煮汁を洗い場で流してしまう暴挙は極力避けたい。かといって、そのまま飲むのは気が引ける。そんな煮汁問題に一石を投じたのが、炊き込みご飯です。

 炊き込みご飯は「魚介・肉・山菜などを入れ、味付けして炊いた御飯」(デジタル大辞泉)とあるようにとっても汎用性が高いのですが、具材の組み合わせは、一歩間違えると男女の相性のように大ゲンカとなり、修復不能になることも……。

 この日は冷蔵庫にベーコン、コーンの缶詰を見つけ、〈ととのった……〉とほくそ笑む筆者。

唯一気を付けるのは「水加減」

 カボチャ煮自体に水分を含んでいるので、煮汁+水の“合わせ汁”は、炊飯器のクセにもよりますが、白飯の時より気持ち控えめにし、米と合わせ汁を入れた炊飯ジャーの中に材料をポンポンと入れていくだけ。あとは、ポチッとスイッチのボタンを押せば、簡単でおいしい煮物リメークの炊き込みご飯のできあがりです。

 とはいえ。2合分の炊き込みご飯はさすがに食べきれません。1食分ずつ小分けにしてラップし、粗熱が取れたら冷凍庫へイン。数日間かけてちまちまとカボチャの煮物を食べた後、また数日間かけてちまちまとカボチャの煮物を使った炊き込みご飯をいただくひとり暮らしの女です。

 あー、幸せ。

(編集O)

カボチャの煮物を使った炊き込みご飯

【材料】
・米 2合
・カボチャの煮物 適量
・カボチャの煮汁+水 380㏄
・顆粒だし(洋風) 大さじ2分の1
・ベーコン…2枚
・コーン(缶詰) 60グラム
・お好みでバター (8グラム)

 ※詳しい作り方はこちらで掲載しています。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「超時短な味玉ニラ玉!」即席で味が染みた煮卵風おつまみ卵
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
バゲットで「新じゃがとバジルとブルーチーズのジェノバ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「アサリと豚肉のアレンテージョ」酒蒸しでうま味がぎゅっ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「親子丼のアタマ」基本を押さえて料理のアレンジ自由自在
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
「新ショウガのマリネ~きんぴら風~」ピリ辛がくせになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「ツナとほうれん草のオムレット」ワインが進む濃厚な一枚
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「ペポーゾ」肉好きの酒好きに最適 イタリアの牛スネ煮込み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「あさりの白ワイン蒸し」余ったスープで締めはパスタに!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
在宅ワークごはんを応援#1 豚バラプルコギ丼で元気チャージ
 在宅ワークが増えているため、自炊する機会も多くなったのではないでしょうか? そこでぐっち夫婦が在宅ワークにぴったりのご...
ぐっち夫婦 2020-06-07 11:42 フード
「ビーフテプス」エチオピアの肉野菜炒めはニンニクが決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
「ニンジンのラペ」プロっぽい仕上がりを叶える2つのコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「アジのタタキ」知ってた? 青魚とナスは相性抜群のコンビ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「冷やしトマト」スパークリングワインのジュレでさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「ポッロ・フリット」イタリア唐揚げは“一夜漬け”で仕込む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「エビとパクチーと海苔のさつま揚げ」アツアツを食べる幸せ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「サバの干物のエスカベッシュ」仏風の南蛮漬けでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...