ワインの師匠も納得!濃厚アイスにドンピシャな“高コスパ”甘口発砲ワイン

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-08-23 06:00
投稿日:2023-08-23 06:00

みんな大好きなアイスクリーム♡

 コンビニでつい手にとっちゃう! 自分へのご褒美でついお取り寄せしちゃう! みんな大好きなアイスクリーム♡

 最近では“お店の味”を簡単に自宅で楽しめるようになりましたね。でもどうせおうちでくつろぎながら食べるなら、いつもとはチョット違うプチ贅沢なおやつタイムorデザートタイムをワインとともに過ごしませんか♪

 今回はコラムを読んでくださっているアナタ様を、乳脂肪分が高めな“ハーゲンダッツ系”とのペアリングで、驚くほど甘美な世界にお連れしましょ~♡

甘いものには甘いワイン

 まず、ペアリングの基本として「甘いものには甘いワイン」が鉄則です(「マデイラ」をご紹介した際にも触れました)。

 理由は赤ワインのようにタンニン(渋み)のあるワインを合わせると、アイスの甘さがワインの渋みを強調させてしまい、白ワインのように酸味のあるワインだとアイスの甘みで余計にワインを酸っぱく感じさせてしまうからです。

 そこでオススメしたいのが「甘口ワイン」。ご紹介する1本は、私が通っていたワインスクールの先生も「おいしい! 好きな味!」と太鼓判を押すほど! なのに、お値段以上のクオリティーで、女子ウケも抜群なんですっ!!

ワインの師匠も賞賛する「キュートな天使ちゃん」

 私のワインの師匠も賞賛する甘口ワインは『Asti Degli Angeli』。その名も天使のアスティ! なんて幸せそうなネーミング♡ エチケット(ラベル)も可愛く、取り扱い店も多いので、買いやすさもポイント高いですよね。

 発泡性の甘口タイプで、ワイン初心者さんや苦手な方でも親しみやすくて人気ですが、フルボトル(750ml)のスパークリングワインは、「一度開栓したら炭酸が抜ける前に飲み干さなければ……」と躊躇しがちかもしれません。

 ですが、ご心配なく! ハーフサイズ(375ml)もありますので、私のようにひとり飲みの場合にもピッタリ。お値段も1375円(税込み)とリーズナブル♪

 イタリア・ピエモンテ州の「モスカート・ビアンコ」というアロマティックな種類の白ブドウは、甘口スパークリングワインに適する品種として有名。グラスに注ぐと、キュートな天使ちゃんを想像させるように、シュワシュワ音を立てながら繊細な気泡と澄んだレモンイエローが輝きます♡

リアルマスカット感!!

 香りは、モスカート・ビアンコ種の特徴でもある華やかなアロマティックさがよく出ていて、まずは蜂蜜の甘~い香り、そしてマスカット、熟した梨、メロン、白い花のような香りも……。

 鼻をグラスに近づけただけで気分がアガります♪

 それなのに一口飲むと、リアルマスカット感!! 蜂蜜のとろみを想像させるまろやかな甘みがゆっくり舌の上と喉を通っていきます。

 さらに白桃やトロピカルフルーツなど果実のジューシーさがバランスよく強調され、上品な気泡がやさしく寄り添います。

アイスクリームとの相性は…

 乳脂肪分が多めのアイスクリームにはトロッとした芳醇さのある甘口ワインとのペアリングが相性抜群ですが、このワインはスパークリングの特徴でもある酸味やタイトさをほぼ感じず、果実感と蜂蜜の濃厚さが全面に出ています。

 なのでバニラのアイスクリームと一緒にいただくと、メロンソーダフロートを飲んでいるような感覚に!? チョコやイチゴでも、アイスそのものにフルーツや蜂蜜がトッピングされているような感覚で楽しめます♪

濃厚系アイスは甘口発砲ワインで♡

 ちょっと贅沢で優雅な気分に浸れるアイスクリームと甘口発泡ワインのペアリング……ではなく、あえてマリアージュ(「結婚」の意♡)。

 この2つの出会いから生まれる甘~い世界を、ぜひアナタ様ご自身で堪能してみてください♪

 ※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「糸ウリと焼きナスのひたし」2種類のダシで生まれる味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「じゃがいものガレット」ビストロの定番をおうちで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
ホクホクをほおばる「アボカドのタネに見立てたコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
2020-11-24 06:00 フード
「アンコウの酒盗干し」天日で半日干せば極上おつまみ完成!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
真っ白な「ポテトサラダ」じゃがいも=こってりの概念を覆す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
おうちで簡単に作れる!かぼちゃとベーコンの絶品キッシュ
 急に冷え込む日が続くようになって、一気に季節が冬に移り変わろうとしていますね。冬は、クリスマスやお正月などイベントごと...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:21 フード
「南蛮エビなめろう」これぞ酒泥棒!目が覚めるコクとうま味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
削ってレンチン!赤ワインには「パリパリ・パルミジャーノ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「葉蒜豆鼓炒海瓜子(葉ニンニクとアサリの豆鼓炒め)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
万能ソースが活躍「マッシュルームとフォアグラのリゾット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・北新地のフレンチ「カラーズ」の加藤吾郎さん...
「ムール貝とカブのワイン蒸し」塩辛と生米で2度おいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
裏技テクでじっくり2時間 磯の風味を凝縮した「蒸しアワビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」は冷めてもおいしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
イタリアンな「魚介のサラダ」時短&失敗ナシなのに主役級!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「ニンジンのサラダ クミン風味」カレー風味の“なます”です
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
和食の基本と潔さ 手間をかけただけおいしくなる「煮ガキ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...