隠し味は味噌!旬の牡蠣入りグラタンでハフハフしませんか♪

笹山真琴 ビューティ&ヘルスケアジャーナリスト
更新日:2024-02-02 06:00
投稿日:2024-02-02 06:00

 大寒を迎え、寒い日が続いていますが、旬真っ盛りの“海の宝”といえば、牡蠣! ふっくら濃厚でミルキーな味わいは、牡蠣好きにはたまりませんよね。

 牡蠣は栄養価の高さでも知られますが、具体的にはアミノ酸の一種であるタウリンや、亜鉛・鉄などのミネラル、ビタミンB1・B2・B12などのビタミン群、グリコーゲンなどがたっぷり。せっかくならより栄養効果をアップさせる調理法でおいしく食べたい!

「好きな牡蠣の食べ方」のトップ5は…

 ちなみにFreeasyが実施した、20代~60代の男女1000人を対象とした「好きな牡蠣の食べ方」のトップ5は、フライ(524人)、生牡蠣(296人)、グラタン(205人)、炊き込みご飯(202人)、クラムチャウダー(161人)の順。

 今回は5品の中でも身体がぽっかぽかにあたたまるグラタンのレシピをピックアップ。料理家・管理栄養士として活躍するShieさんが提案するのは、「牡蠣のこっくり味噌トマトグラタン」です。

「タウリン、亜鉛、ビタミンB群といった免疫機能に有効と言われる栄養素を豊富に含む牡蠣は、上手に調理して感染症対策に取り入れたい食品。調理の工夫で、より免疫機能をアップさせることができますよ」(Shieさん)

牡蠣のこっくり味噌トマトグラタンのレシピ

【材料】(2人分)

・牡蠣(むき身・加熱用)…200g(10個程度)
・ほうれん草…100g
・玉ねぎ…1/2個
・バター…2かけ(20g)
・すりおろしにんにく…小さじ1
・薄力粉…適量

(A)
・トマト水煮缶…1缶(400g)
・砂糖…大さじ1と1/2
・みそ…小さじ2
・こしょう…少々
・ピザ用チーズ…50g

【作り方】

1. ほうれん草は茹でて冷水にとり、水気を絞り4cm幅に切る。玉ねぎは薄くスライスする。

2. (A)の材料を混ぜ合わせ、ソースを作っておく。

3. 牡蠣は3%ほどの塩水(分量外、水300ml+塩小さじ1と1/2)の中でやさしくふり洗いする。その後に水洗いし、ペーパーで抑え、水気をよく切る。

4. 2の牡蠣に、薄力粉をまぶす。

5. 熱したフライパンにバターを入れ、玉ねぎを加えて、中火で茶色く色づいてくるまで炒める。

6. 牡蠣を入れ、全面に焼き色がついたら(A)を加え、牡蠣に絡めながら煮詰め、こしょうで味をととのえる。

7. ほうれん草を加えてさっと混ぜ合わせたら、耐熱皿に移す。上からピザ用チーズをかけ、トースター(1000~1200W)もしくはオーブン(250℃)で10分程度、チーズが香ばしく色づくまで焼いてできあがり。

イタリアン風だけど、隠し味は味噌

 トマト缶を使ったイタリアン風グラタンの隠し味は、味噌! 牡蠣のうまみと味噌の相性は抜群です。

 牡蠣の栄養に加え、トマト、ほうれん草、味噌やチーズも免疫機能を高めるのに役立つ食材。身体思いのグラタン、作ってハフハフしませんか。

【お話を伺ったのは…】

 Shieさん▽管理栄養士、菓子・料理研究家。大手食品メーカー研究員を経て、独立後もサラダ・惣菜・調味料等の商品開発、商品価値を活かしたレシピ開発、美味しさの数値化等に従事。1000以上のレシピを手掛け、ヘルスケアアプリ部門ダウンロード1位取得のヘルスケアベンチャーにて管理栄養士監修のレシピ動画立上げと事業責任者として従事。
 ル・コルドンブルー グランディプロム(料理・菓子)取得。ワインエキスパート、離乳食アドバイザー等、その他の資格を保持。
 2021年9月に独立後、レシピや商品開発、開発コンサル、コラム執筆、セミナー講師、フードコーディネート等に加え、東京港区にて料理・菓子教室主宰、オーダーメイドスイーツの受注販売等も行う。著書「オートミール健康レシピ」がベストセラーに。

https://shielabo.com/

笹山真琴
記事一覧
ビューティ&ヘルスケアジャーナリスト
コンテンツ企画会社経営。医師や美容家など、医療・美容に詳しいオピニオンリーダーを取材し、最新のナレッジや製品について多数のメディアで執筆。グローバルにキュレーターを配する女性に向けたオピニオンメディア『UNICORN』主催。

関連キーワード

フード 新着一覧


万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
豚バラともやしを重ねて蒸すだけ!食欲そそる夏☆満足おかず
 梅雨も明けて、すっかり夏ですね。暑い日はコンロの前に立つ時間を短くしたいもの。今回は「重ねるだけ」で簡単に作れる猛暑に...
ぐっち夫婦 2020-09-27 11:52 フード
白ワインと一緒に 「夏ヒラメと薬味野菜のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「オカヒジキ、ヤリイカ、タラコの和え物」食感がクセになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
味噌が香ばしい「冷や汁」 真夏にぴったりな宮崎の郷土料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、宮崎の...
晩酌が華やぐ「枝豆の醤油煮」と「谷中生姜のもろみ揚げ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
甘くてまろやか「ニンジンのポタージュをかけた茶碗蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
組み合わせの妙!ハイボールに合う「酢飯納豆の春巻き揚げ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
「夏野菜の冷製カレー風味」ちゃちゃっと本格志向の晩酌!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
「夏野菜のみぞれ和え」皮ごとおろして大根の辛さを味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、涼を呼...
おうち料理が料亭に!日本酒が進む「アユの大葉酢あんかけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
「モツイタリアン」仕上げに日本酒でフランベする理由は?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「鶏のイタリア風チャーシュー」最後のひと手間でプロの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木ヒルズにあるイタリアン「オッジ・ダル...
2度美味しい 「鳥と大根スープ煮」からの「冷麺風そうめん」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
カルパッチョ好き必見!おうちで作る「アジの和風タルタル」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
「イワシのうまみ焼き」味噌を加えてハラワタの苦味を堪能!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、イワシ...