今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)

コクハク編集部
更新日:2021-09-29 06:00
投稿日:2021-09-29 06:00
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんなにたくさんの巨峰をお腹いっぱいに食べられる日が来るなんて夢のよう! 神様、生きていてよかったです。

 実家で暮らしていたときは、いつも何かしらの果物があり、毎朝食べていました。一人暮らしをするようになってから、ひとつひとつの値段が安くはないことを知りました……。こういったところで、急に実家のありがたみを感じる現金なヤツです(笑)。

巨峰(松本市山辺産)

 こちらは昔ながらの巨峰。さっぱりしていて、食べやすいです。みずみずしい中にも、渋みが感じられる味わいです。大粒で、自然な甘さが特徴です。最近の巨峰は、種なしが主流で食べやすいのが嬉しいポイントです。筆者が幼い頃は、切って種を出して食べていました。

ピオーネ(甲府産)

 実がまん丸で、甘さが際立つのがピオーネ。巨峰を品種改良したもので、しっかりとした甘みと爽やかな酸味が加えられたのが特徴です。最近では、「巨峰よりもおいしい」と評価がうなぎ登りで、金額も巨峰より100円ほど高いです。甘いぶどうが食べたい! と思ったら、ピオーネを選択すれば間違いないでしょう。果汁が豊富で、実が詰まっています。

シナノスマイル(松本市山辺産)

 シナノスマイルは、高級ぶどうのカテゴリーに入る、ルビー色が特徴の希少品種です。ピオーネほど甘くはないですが、瑞々しく上品な味わいです。種もないので、食べやすいです。もともとの栽培面積が少ないので、市場に出回る数も少なく貴重です。スーパーで出会う確率も低いので、見つけたら購入して損はないと思います。

ベリーA(山梨県)

 紫黒色の品種で、粒は巨峰よりも小ぶりです。濃厚な甘みで、ベリー感が強いです。少しクセがあるので、ジャムやジュースにするとおいしいと思います。個人的にはブルーベリーをより大きく、巨峰に近づけたような印象を受けました。種ありはベリーA、種なしはニューベリーAと呼ばれています。スーパーで比較的安く購入することができます。

余談

 余談ではありますが、筆者の姉は、30代に入ってから果物でアレルギーが出るようになりました。梨、びわ、さくらんぼなどを食べると唇が腫れ上がり、痒みが出てしまうのです。姉の名前には「梨」の字が使われていて、一番好きな果物も梨だったので、皮肉なものです。年齢で体質に変化が起こるというのは本当なんですね。

 大好きなものでも、突然食べれなくなる可能性がある。旬の果物は、食べたいと思ったときに食べてしまおうと思う今日この頃。余計に食い意地が張るようになってしまったのでした。

(編集S)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「ニンジンのサラダ クミン風味」カレー風味の“なます”です
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
和食の基本と潔さ 手間をかけただけおいしくなる「煮ガキ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「サバのフリッタータ」本場のオムレツをサバ味噌煮缶で作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「鶏モモ肉のロースト大葉とゆずの香り」皮のパリパリ食感!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「握り寿司に見立てたリゾット」見た目と味のギャップに驚く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
おいしい季節到来!何度も作りたい☆ほっこり白菜の卵とじ
 白菜がスーパーの軒先や棚にたくさん並び始めましたね。特に鍋で活躍する白菜ですが、今回はぐっち家で何度も作るおいしい白菜...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:20 フード
「イチジクとイワシの白和え」スパークリングワインのお供に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
週末に作り置きしたい「肉シューマイ」は赤ワインと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
パン粉いらずで簡単「牡蠣のピカタ ブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「ハスとザーサイ炒め」レンコンはおつまみ界の優等生食材
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「肉みそピーマン」しょうがの効いた肉みそはアレンジ万能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「きのこのオーブンオムレツ」いつものキノコが特別な味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
「シャキシャキのネギまみれ」おいしい、簡単、手間いらず!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
まるでレストラン!彩り野菜を添えた「牛肉とナスの巻き物」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
手開きで包丁いらず!はちみつ梅を使った「いわしの梅巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
特別な日に…ちょっぴり贅沢な白ワイン煮「鰻のマトロート」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...