「鶏むね肉のケイジャン風味揚げ」やば、ビールが止まらない

コクハク編集部
更新日:2022-04-25 06:00
投稿日:2022-04-25 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の清水善幸さんに、刺激的な風味がクセになる「鶏むね肉のケイジャン風味揚げ アボカドのディップ ライム添え」のレシピを教えていただきました。

こう見えてフレンチなんです!

 いかにもビールに合いそうな揚げ物。実際合うのですが、それにしてもフレンチには見えないような……。

「これもフランス料理なんです。フレンチはさまざまな国の料理や調理法を取り入れている。これはアフリカ料理がベースになっています。日本の懐石料理を参考に、現在の量が少ないけど奇麗なコース料理ができたように、和食もフランスでは注目されています」

 クラシックスタイルのコースはとにかく量が多く、「フランス人はお酒を飲んで仲間や友達とおしゃべりをしながら、2、3時間かけて料理を楽しむ」そうです。

 ちなみに「もっとパンチの効いた風味を!」という人は、ディップソースにケイジャンやタバスコを入れるのもアリ。

 トレビア~ン! セボ~ン!

【材料】

・鶏むね肉 200グラム
・ライム 8分の1個

【揚げ衣】
・小麦粉 100グラム
・卵 2分の1個
・水(ビールを使うとフリッターになる) 50㏄

【ディップソース】
・アボカド 4分の1個
・マヨネーズ 10グラム
・醤油 小さじ少量
・レモン汁 少量

【漬けダレ】
・ケイジャンシーズニング 6グラム
・醤油 小さじ少量
・おろしニンニク 1グラム
・パプリカパウダー 1グラム
・白ワインあるいは日本酒 40㏄

【レシピ】

(1)鶏むね肉は皮を取り、5ミリ程度にスライス。両面を包丁で軽く叩き、軽めに塩を振って30分ほど漬けダレに漬ける。

(2)鶏肉の水分をキッチンペーパーでよく拭き取り、揚げ衣にくぐらせて揚げる。衣は厚めに。薄いと漬けダレの水分が中に残り、食感が悪くなる。

本日のダンツマ達人…清水善幸さん

▽清水善幸(しみず・よしゆき)
 1972年、東京都生まれ。調理学校を卒業後、帝国ホテルに25年間勤務し、大使館の公邸料理人なども務めたベテランシェフ。3年前に独立し、現在に至る。

▽コンチェルト
 店名の由来は「お客さんと店が協奏曲のように調和したい」という思いから。美食ではない、昔ながらのクラシックなフランス料理をリーズナブルな値段で楽しめる。

千葉県流山市江戸川台東2-251-1

(日刊ゲンダイ2020年3月6日付記事を再編集)

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