シンプルがいい「白身魚とポテトの蒸し煮ピスタチオソース」

コクハク編集部
更新日:2020-01-26 06:00
投稿日:2020-01-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッパ」の松本喜宏さんに、芯が通った強さを感じる「白身魚とポテトの蒸し煮ピスタチオソース」のレシピを教えていただきました。

本場イタリアで食べた料理が原点

 白身魚はふっくら軟らかく、噛むとジュワッとうま味が凝縮されています。ジャガイモは、表面がトロトロに溶け、中はほくほく。

「これもすごくシンプルで、ジャガイモと白身魚だけの料理です。ピスタチオは食感を出すために使いました」

 このレシピは、松本さんが本場イタリアに行った時に「これ、ええやん!」と、魅了された料理を参考にしたもの。店でも提供することがあるそうです。

「ショーケースに並んだ魚を選び、シェフにスペシャリティーを作ってもらったんです。どんな料理が出てくるのか心待ちにしていたら、魚の丸ごととジャガイモを一緒に蒸したもの、ただそれだけの料理でした。白ワインさえも使ってなかったのです」

 見た目の派手さやインパクトはない。しかし食べると、一本芯が通った強さを感じる品だ。白ワインとのマリアージュも最高で、それぞれの良さを引き立て合っている。おいしいツマミとお酒で、そろそろいい気分になってきました♪

【材料】4人分

・白身魚(タイ、アマダイ、ヒラメなど) 320グラム
・ジャガイモ(男爵) 400グラム
・ピスタチオ 80グラム
・パセリ 10グラム
・オリーブオイル 100グラム
・ミニトマト 適量
・塩 少々
・こしょう 少々

【レシピ】

1. ジャガイモの皮を剥き、適当な大きさにカットする。サッと水で洗ってから鍋に入れ、水(分量外)をかぶるくらいに入れる。その上に塩こしょうした白身魚を置き、蓋をして中火で蒸す。
2. ミキサーにピスタチオ、パセリ、オリーブオイルを入れて混ぜ、ソースを作る。
3. 白身魚に火が通ったら皿に取り出し、鍋に2のソースを加えて塩で味を調えてから魚にかけ、ミニトマトを飾る。

本日のダンツマ達人…松本喜宏さん

▽まつもと・よしひろ
 カンボジアの子供たちを支援するため井戸掘りや、電気、ガス、水道もない地域で料理も振る舞う器量人。

▽トラットリアパッパ
 2月で17周年を迎えた美食家が通う店。魚介類を中心としたイタリアンが得意で、多くのメディアにも取り上げられている。ディナーメニューは5800円か1万500円のおまかせコースをチョイスし、好みを伝えるスタイルだ。
大阪市西区新町2―3―9
℡06・6536・4188

(日刊ゲンダイ2019年1月25日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


蒲田で発見! 魅惑のソーセージ自動販売機 2021.12.15(木)
 コロナ禍で、自動販売機が一大ブームになりました。  非接触で商品を売買できるという利点を生かし、冷凍ラーメンやら...
煮込まない「もつ煮込み」 沸騰したら火を止め余熱で火入れ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・駒場東大前の「菱田屋酒場」の菱田アキラさ...
アップルパイLOVE♡聖地の青森弘前で堪能 2021.12.14(火)
 好きなパンランキング6位(日本能率協会総合研究所調べ、2020年)に入るぐらい支持率の高い「アップルパイ」。実はりんご...
「生ホルモンとピーマン辛味噌炒め」ピーマンの切り方に秘訣
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・駒場東大前の「菱田屋酒場」の菱田アキラさ...
マヨ甘酢でさっぱり「マカロニサラダ」ゆかりと大葉を混ぜて
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・駒場東大前の「菱田屋酒場」の菱田アキラさ...
「白菜コッチョリサラダ」うま味と風味広がるピリ辛生キムチ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・駒場東大前の「菱田屋酒場」の菱田アキラさ...
「苺のパンケーキ」3選。2021.12.11(土)
 待ちに待った苺の季節。今回は、苺がトッピングされたオススメのパンケーキをご紹介したいと思います! カフェでほっとひとい...
ほっこり温かい「山形内陸風の芋煮」牛肉の甘味が口に広がる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・御茶ノ水の「麺ダイニング ととこ」の菅原...
ねっとり軟らか「押し麩の醤油麹焼き」クセになり過ぎる食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・御茶ノ水の「麺ダイニング ととこ」の菅原...
まだ買える⁉無印のカカオトリュフに夢中 2021.12.7(火)
 冬季限定で絶賛販売中の無印良品「カカオトリュフ」(全5種)、これ、本当にすごい。11月に入ってすぐ、お店でなんとなく目...
「マッシュルーム、トマト、チーズのホイル包み」肉厚が最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・御茶ノ水の「麺ダイニング ととこ」の菅原...
プリプリでしょっぱ美味!「玉こんにゃく」熱々でも冷めても
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・御茶ノ水の「麺ダイニング ととこ」の菅原...
京都の「餅菓子」4選。2021.12.4(土)
 12月の京都は風情があって魅力的。冬にかけて旅行を計画している方も少なくないと思います。京都にはおいしい食べ物がたくさ...
相性は立証済み「カレースパイス風味の鳥ハム秋りんご添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...
焼いた餅にサンド「からすみ餅」甘味と塩辛さのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...
プロの味に近づける「小松菜と油揚げ、えのき茸のおひたし」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...