「ヘルシーカツレツ」豚肉とクレソンとグリッシーニを一緒に

コクハク編集部
更新日:2020-04-21 06:00
投稿日:2020-04-21 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行さんに、サクサク感がいい「豚肉とクレソンとグリッシーニ ヘルシーカツレツ」のレシピを教えていただきました。

豚肉とグリッシーニを一緒に噛むと…

「真夜中過ぎのヘルシーカツレツ」。カロリーを気にせず、おいしく食べられる奥田シェフのアイデアメニューです。

「ポイントは豚肉をしゃぶしゃぶすること。余分な脂を取って、サラダの上にのせる。ここにオリーブオイルで揚げたグリッシーニを割って置くだけです。小麦粉も、卵もいらない。その上、余計な脂が落ちているからヘルシーです」(奥田シェフ)

 調理は簡単で、余分な洗い物も出ません。

「“口内調理”をするんです。つまり、口の中で、豚肉とグリッシーニを一緒に噛んでいると、『カツレツだ!』って感覚になります」(奥田シェフ)

 サクサク感が強く、食べ応えもある。2009年ごろには「真夜中過ぎのヘルシーカツレツ」として、コンビニのお弁当として販売しています。

 ちなみに、しゃぶしゃぶしたお湯に昆布だしを入れるとスープが完成します。ご飯があれば、締めの定食の出来上がり!

【材料】(1皿分)

・豚肉 150グラム
・クレソン 6本分
・サニーレタス  1玉(食べやすい大きさにちぎる)
・グリッシーニ 4本分
 (または食パンの耳1枚分)
・EXバージンオリーブオイル(「キヨエ」がおススメ) 大さじ1杯
・塩(「竹炭の塩」がおススメ) 適量

【レシピ】

1. お湯を沸かして塩を入れ、沸騰したら豚肉の薄切りを入れて、火を入れてザルに取る。
2. クレソン、サニーレタスを皿にのせて①の豚肉を上にのせて塩をする。
3. フライパンにEXバージンオリーブオイルを入れ、グリッシーニを中火で炒め、ザルにあけて塩をする。
4. 2に3のグリッシーニをかけて完成。

本日のダンツマ達人…奥田政行さん

▽おくだ・まさゆき
 1969年、山形県鶴岡市生まれ。高校卒業後、東京のイタリアン、フレンチなどで働く。26歳で帰郷し、地元ホテルに就職、翌年料理長に就任。2000年に旬の地元の食材を使ったイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」を独立開業。山形県の「食の都庄内」親善大使に任命され、農水省第1回料理マスターズ、第1回辻静雄食文化賞、山形県産業賞、鶴岡市の農業発展奨励賞・市政功労賞などを受賞。

▽アル・ケッチァーノ
 00年3月開業後、奥田シェフ自ら生産者を訪ねて、庄内の海、山、川、平野で取れた食材を生かしたコースなどを提供。全国の食通に支持される人気店。東京・銀座には姉妹店の「ヤマガタ サンダンデロ」を出店。山形県鶴岡市下山添一里塚83。 

(日刊ゲンダイ2019年5月18日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


週末に挑戦したいお店の味「甘鯛とジャガイモの包み焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...
ビールの苦みと相性抜群!「納豆ペースト」と野菜スティック
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
「ブリのなめろう」スーパーの刺身がごま油で高級ブリに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「スイカと梅干しのガスパッチョ」食欲がない日こそ作りたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
夏に何度も作りたくなる「ジャガイモのフェンネル風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白金高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
華やかな色合いの「ビーツとブルーチーズ」は独特の味と風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...
「ししとうと塩昆布のクリームチーズ和え」意外な組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「カツオの魚醤マリネ」カツオは分厚く切るのがオススメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
「豚肉の大葉焼き」特製タレが絡んだ豚バラに酒もご飯も進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
「生ピーマンの肉みそのっけ」生のピーマンのおいしさを実感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「イワシとバナナとゴルゴンゾーラとハーブ」奇想天外でも…
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「冷奴イタリア風」ナンプラーのちょい足しでエスニック感も
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
新提案!時短“厚揚げたこ焼き”は粉モノ好きに試して欲しい☆
 外出自粛が少しずつ緩和され、会社に出勤される方も増えてきたのではないでしょうか。それにともなって、また遅い時間に帰宅す...
ぐっち夫婦 2020-07-31 11:30 フード
「ニラトン」高知県が誇る日本一のニラをふんだんに使って
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
「おかかみょうが」鮮烈なみょうがの香りと爽やかさを味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
「焦がし醤油のポテサラ」濃縮された醤油味でビールが進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...