「豚バラとナスの柚子胡椒酢みそかけ」はメインのおかずにも

コクハク編集部
更新日:2020-10-06 06:00
投稿日:2020-10-06 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸山大輔さんに、喉越しのいいお酒にぴったりな「豚バラとナスの柚子胡椒酢みそかけ」のレシピを教えていただきました。

家庭で作るなら「揚げ焼き」で

 メインになり得るおツマミながら、ヤマさんレシピなら3分クッキングで仕上がるからお手軽です。

「ナスは油を吸いやすいので、多めの油で揚げ焼きするイメージで火を通してください」

 店では中華料理の油通しのイメージでサッと油にくぐらせるそうですが、家庭では面倒。そこで揚げ焼きで手を抜きます。炒める前のナスはピンと張っていますが、ほどよく火が通ると、しんなりしてきます。それくらいが、炒め具合の目安です。

 豚バラ肉は火を通し過ぎると硬くなります。焼き目がつくくらいで大丈夫。

「酢みそのみそが強いとナス田楽っぽいイメージですが、柚子胡椒(ゆずこしょう)を加えることで味が引き締まります。パンチを利かせたければちょっと多めに。ビールとの相性が抜群っす」

 ネギの香りもアクセントになり、力強い味わい。ビールのほか、ハイボールなど喉越しのいいお酒に合いそうです。ご飯のおかずにもうってつけです。

「味を変化させるなら、黒胡椒がおすすめっす」

 途中、黒胡椒で味変させたら、これまたビールが進むクンで、飲み過ぎ注意報発令です。

【材料】

・ナス 1本
・豚バラ肉 50グラム
・サラダ油 多め
・塩 少々
・胡椒 少々
・刻みネギ 適量
・黒胡椒 適量

【柚子胡椒酢みそ】
・みそ 大さじ1
・酢  大さじ1.5
・砂糖 小さじ2
・柚子胡椒 適量

【レシピ】

(1)ナスをタテに8等分くらいにスライスする。
(2)1を揚げ焼きする要領で、多めのサラダ油でナスを炒めたら皿に盛る。
(3)豚バラ肉を炒めて、塩と胡椒を少々振る。焼き目がついたら、ナスの上に盛りつける。
(4)柚子胡椒酢みその調味料を合わせる。
(5)3に4をかけ、刻みネギをのせたら出来上がり。柚子胡椒酢みそのレシピは、数回分あるので、かけるときは適量を。

本日のダンツマ達人…丸山大輔さん

▽丸山大輔(まるやま・だいすけ)
 熊本県出身。上京して14年、人気居酒屋で腕を磨く。笑顔を絶やさない接客で、常連客には「ヤマさん」の愛称で親しまれる。

▽IZAKAYA P/man
 店内の熟成庫で宮崎牛や国産豚を熟成。そんな熟成肉をグリルした盛り合わせが名物。自家製ソーセージは、店名の通りピーマンに包んで、ピーマンの肉詰め風に食べる。渋谷ストリーム近くの人気店。渋谷区渋谷3―22―11 1階&2階。

(日刊ゲンダイ2019年9月28日付記事を再編集)

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